気になる「体臭」の原因とは?種類別に解説

「体臭に関する記事はネット上に沢山あって、どれも似た内容だけど、微妙に内容が違う。自分の体臭の原因が正しくわからない…」と思ったことはありませんか?

そのような方に向けて、この記事では、体臭の種類別に原因を解説しました。

当サイト、体臭ラボは、運営会社独自の体臭評価技術を活用し、体臭に関する正しい知識とケア方法を発信する総合研究サイトです。体臭に関する研究開発を行うオドレート株式会社が運営しています。

この記事は、体臭ラボに掲載されている体臭に関する全ての内容を、体臭の原因別にわかりやすくまとめたものです。お読みいただくことで、今お持ちの体臭の不安や疑問を解消する方法が見つかります。

【本記事の信憑性】
理化学研究所敷地内の研究施設で体臭研究をしつつ、これまでに3,000人以上の体臭評価・アドバイスを行ってきた臭気判定士(においに関する唯一の国家資格)の石田翔太が「体臭の原因と対策」について詳しく解説します。

体臭の主な原因は皮脂や汗

実は、体臭には様々な種類があります。

体臭の発生原因や仕組みは種類によって異なりますが、多くの体臭で共通して原因となるのが皮脂や汗です。

そこで、以下ではまず初めに、皮脂や汗が体臭の原因となる仕組みについて解説します。

体臭の対策法・予防法を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

体臭の対策法・予防法

体臭を気にしているけど、対策方法が分らない… 最近、自分の体臭を指摘されたけど、どうやって改善すれば良いのだろう? この記事を見つけてくださった方の中には、このように悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか? そもそも自分ではわ[…]

皮脂や汗から体臭が発生する仕組み

ワキガ、汗臭、加齢臭、ミドル脂臭といった体臭は、皮脂や汗が臭いの原因となります。

例えばワキガですが、人体の汗腺の一種「アポクリン汗腺」から分泌された汗に含まれるたんぱく質や脂質などの物質が、皮膚常在菌に分解されることによって、独特のワキガ臭が発生します。

また加齢臭の場合は、皮脂の酸化が臭いの原因物質をつくり出します。

それでは、ここからは体臭を8種類に分類し、1つずつその原因を詳しく見ていきましょう。

体臭の種類によって原因は異なる

繰り返しになりますが、体臭の発生原因は種類によって異なります。

ここでは、8種類の体臭について、その発生原因を1種類ずつ解説していきます。

▼特に気になる体臭がある方は、下記の項目をタップすると、選択した体臭のへとぶことができます。

ワキガ

ワキガは遺伝的(先天的)な要因が強く関係する体臭です。

また、ワキガの臭いは脇のみから発生すると思われがちですが、実際は他の部位からも発生します。

ワキガの具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

ワキガの臭いの例えと部位

  1. ワキガの臭いの例え
    ワキガの臭いは、下記のように例えられます。
    ・硫黄のような臭い
    ・鉛筆のような臭い
    ・玉ねぎのような臭い
    ・カレーのようなスパイシーな臭い
  2. ワキガ臭が発生する部位
    ワキガ臭が発生するのは、アポクリン汗腺がある脇・乳首・陰部などの特定の部位です。全身から発生するわけではありません。

ワキガの原因はアポクリン汗腺

ワキガの原因は、人体の汗腺の一種「アポクリン汗腺」です。

アポクリン汗腺は誰もが持っており、脇のツンとした臭い(ワキガ臭)は誰からでも発生します。

一方で、遺伝的(先天的)要因によってワキガ臭の強弱は人によって異なるため、ワキガで悩む人と悩まない人が出てくるのです。

ワキガの仕組みや原因は、以下のようにまとめられます。

ワキガの仕組みと原因

  1. ワキガ臭が発生する仕組み
    ワキガの臭いは、汗腺の一種「アポクリン汗腺」から分泌された汗に含まれているたんぱく質や脂質などの物質を、皮膚常在菌や細菌が分解する過程で発生します。つまり、ワキガは汗とそれに含まれた物質を分解する菌によって発生します。
  2. ワキガが発生する原因
    ワキガが発生する理由は、先天的要因と後天的要因の2種類があります。
    【1】先天的要因(アポクリン汗腺の数が多い)
    ワキガ体質の方は、遺伝的(先天的)にアポクリン汗腺の数が多いため、ワキガ臭の原因となる汗の分泌量も多く、臭いが強くなります。そのため、ワキガの主な要因は、遺伝的(先天的)なワキガ体質と言えます。
    【2】後天的要因(生活習慣の乱れ)
    生活習慣の乱れも、ワキガのニオイを強くします。しかし、体質としてアポクリン汗腺の数が少ない方は、たとえ生活習慣が乱れたとしても、ワキガの臭いがそれほど強くならないことが多いです。

汗臭

汗をかいた後に感じる酸っぱい汗臭は、多くの方が感じたことのある体臭ではないでしょうか。

汗自体が臭いを放っていると思われがちですが、実は、汗の99%は水で構成されており、汗自体は臭くありません。しかし、条件を満たすと不快な臭いの原因になるのです。

汗臭の具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

汗臭の例えと部位

  1. 汗臭の臭いの例え
    汗臭の臭いは、下記のように例えられます。
    ・酸っぱい臭い
    ・雑巾のような臭い
    ・体育館のような臭い
  2. 汗臭が発生しやすい部位
    人体の汗腺の一種「エクリン汗腺」から分泌される汗は体全体にかきますので、汗臭は体全体から発生します。特に汗のかきやすい背中や胸などの部位には気をつけましょう。

汗臭の原因はエクリン汗腺が関係

汗臭の原因は、エクリン汗腺という汗腺からの汗が関係しています。しかし、エクリン汗腺からの汗の99%はただの水で、汗そのものはほぼ無臭です。

水の他にも、塩化ナトリウム、カリウム等の電解質や、それよりも微量のアミノ酸、アンモニア等が含まれていますが、それらの占める比率は合計してもたかだか1%未満。

では、どうして汗をかくと酸っぱい汗臭が発生するのかというと、以下の3つが原因と考えられます。

汗臭の発生する仕組みと原因

  1. 汗臭が発生する仕組み
    皮膚常在菌が皮膚上の皮脂などの汚れを分解することで、酸っぱい汗臭が発生します。
  2. 酸っぱい汗臭が発生する3つの原因
    【1】皮膚常在菌が皮膚上の物質を分解することで発生
    エクリン汗腺から発生した汗(水分)が、汗臭を発生させる皮膚常在菌を活性化させる。
    【2】年齢にともなって皮脂の分泌量が増加
    皮脂の分泌量は加齢にともなって徐々に増加します。皮膚常在菌が分解する皮脂の量が多いと、汗臭も発生しやすくなります。
    【3】衣服内で雑菌が繁殖
    長期間着用した衣服には洗濯では落とせない、皮脂などの汚れや様々な細菌が付着しています。服に汗の水分が染み込むことで、皮膚上と同じ要領で服に付着した細菌が活性化し、皮脂などの汚れを分解する過程で臭いが発生します。

ワキガ臭と汗臭の違い

汗臭と混同しやすいのが、ワキガ臭です。しかし、実際は汗臭とワキガ臭は全くの別物で、以下の様な違いがあります。

ワキガ臭と汗臭の違い

  • ワキガ臭はアポクリン汗腺の汗が原因となり発生するが、汗臭の原因はエクリン汗腺の汗。
  • そのため、ワキガ臭は脇や乳首付近などアポクリン腺のある特定の部位でのみ発生しますが、汗臭は汗をかきやすい部位を中心に全身から発生します。
  • ワキガ臭は様々な表現で臭いを例えることができますが、汗臭は主に酸っぱい系統の臭いと例えられます。

加齢臭

加齢臭は、男女ともに30代以降で気になり始める人が多いです。若い頃は感じなかった自分の臭いを、加齢臭として意識するからです。

また、30代と40代では、加齢臭の原因となる臭気物質の種類が違うため、臭いの印象も異なります。

加齢臭の具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

加齢臭の例えと特徴

  1. 加齢臭の臭いの例え
    加齢臭の印象は、原因物質によって変化します。
    「ぺラルゴン酸」系の臭いの例え(30代での臭い)
    ・絵の具のような臭い
    ・古い油のような臭い
    ・塗料のような臭い
    「ノネナール」系の臭いの例え(40代での臭い)
    ・青臭い臭い
    ・芝生のような臭い
    ・古い紙臭い
  2. 加齢臭が発生しやすい部位
    加齢臭が発生しやすいのは、皮脂腺が多い頭・胸・首の裏・お腹・背中です。

加齢臭の原因はペラルゴン酸とノネナール

加齢臭の原因となる物質は、30代では「ペラルゴン酸」、40代では「ノネナール」であると考えられます。

2つの原因物質は、いずれも皮脂の酸化によって生成され、臭いが発生します。

これらの物質の臭い(加齢臭)が強くなる理由は、以下のようにまとめることができます。

ペラルゴン酸とノネナールが強くなる原因

  1. 年齢にともなう皮脂の分泌量と質の変化
    加齢にともない皮脂の分泌量が増加します。また、「パルミトレイン酸」という、「ノネナール」の元となる物質が皮脂に多く含まれるようになるという質の変化も起こります。
  2. 生活習慣の乱れ
    生活習慣の乱れは、加齢臭を発生させる直接的な原因ではありませんが、悪化させる要因程度にはなり得ます。
  3. (女性のみ)ラクトンの減少
    若年女性の体臭に含まれる揮発物質「ラクトン」は、甘い印象を伴う匂いがあり、加齢臭をごまかしてくれると考えられています。しかし、ラクトンは30代以降で急激に減少するため、今まで気がつかなかった加齢臭を意識してしまう可能性もあります。

ミドル脂臭

ミドル脂臭は中高年男性から発生しやすい体臭です。

他の体臭と同じく男女両方から発生する体臭ですが、加齢に伴う皮脂の分泌量と質の変化の大きい男性の方が、より発生しやすい体臭と言えるでしょう。

ミドル脂臭の具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

ミドル脂臭の例えと部位

  1. ミドル脂臭の例え
    ミドル脂臭の臭いは、下記のように例えられます。
    ・使い古い油のような臭い
    ・生ゴミのような臭い
    ・香ばしい臭い
    ・栄養剤のような酸っぱい臭い
  2. ミドル脂臭が発生しやすい部位
    ミドル脂臭が発生しやすいのは、頭頂部・後頭部・耳の後ろ・胸回りです。

ミドル脂臭の原因はジアセチル

ミドル脂臭は、「ジアセチル」という物質が原因で発生します。ジアセチルは、エクリン汗腺から分泌される汗に含まれた乳酸が皮膚常在菌などによって分解されることで発生します。

ミドル脂臭の発生する仕組みや原因は、以下のようにまとめられます。

ミドル脂臭の発生する仕組みと原因

  1. ミドル脂臭が発生する仕組み
    ミドル脂臭は、エクリン汗腺から分泌される汗に含まれた乳酸が皮膚常在菌などによって分解されることで発生する「ジアセチル」という物質が主な原因となります。「ジアセチル」自体も独特な臭いを放ちますが、「中鎖脂肪酸」という皮脂に含まれる物質と混ざることでミドル脂臭が完成します。つまり、ミドル脂臭は「汗から作られるジアセチル」と「皮脂に含まれる中鎖脂肪酸」が合わさることによって発生する臭いです。
  2. ミドル脂臭が発生する原因
    ミドル脂臭が発生する原因は、加齢に伴う皮脂分泌量の増加です。皮脂の分泌量は加齢にともない徐々に増加します。ミドル脂臭の原因は皮脂に含まれる「中鎖脂肪酸」ですので、皮脂分泌量の増加はミドル脂臭の原因となります。

加齢臭とミドル脂臭は異なる

ミドル脂臭と混同しやすいのが、加齢臭です。加齢に伴い気になる体臭である点や、発生部位が似ている点などが混同してしまう原因と思われます。

しかし、加齢臭とミドル脂臭は、その原因となる臭気物質や発生経路が異なるため、体臭としては全くの別物です。

この2種類の体臭を区別する際は、前述の「臭いの例え(〜のような臭い)」を参考に判断すると良いでしょう。

ダイエット臭

ダイエット臭は、文字通りダイエットによって発生します。

ただし、通常のダイエットでは、臭いの原因となることはありません。ダイエット臭は、過度なダイエットによって発生します。

ダイエット臭の臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

ダイエット臭の例えと部位

  1. ダイエット臭の例え
    ダイエット臭は、下記のように例えられます。
    ・脂っぽい臭い
    ・アンモ二ア臭
    ・甘酸っぱい臭い
  2. ダイエット臭が発生しやすい部位
    ダイエット臭は体だけでなく、口からも発生します。他の体臭と違って、口臭としても発生するが点が特徴です。

ダイエット臭の原因は中性脂肪の燃焼

ダイエット臭の原因は、無理なダイエットです。

過度なダイエット(食事制限)によって体内の栄養が不足すると、「基礎代謝」に必要なエネルギーが足りず、中性脂肪を燃焼させることになります。この脂肪の燃焼により、ダイエット臭が発生するのです。

そのため、体臭が気になるという方は、極端な食事制限を避け、適度なダイエットをこころがけると良いでしょう。

ストレス臭

ストレス臭はストレスによって発生する体臭です。

ストレス臭に関する研究はまだあまり進んでいませんが、性別や年齢に関係なく発生する体臭であると考えられます。

ストレス臭の具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

ストレス臭の例えと部位

  1. ストレス臭の例え
    ストレス臭は、下記のように例えられます。
    ・ネギっぽい臭い
    ・ニラのような臭
    ・硫黄のような臭い
  2. ストレス臭が発生しやすい部位
    ストレス臭はまだあまり研究が進んでいない分野ですが、現在のところ、体内から皮膚を透過して体外に排出されるガス(皮膚ガス/皮膚透過ガス)であると考えられています。そうであれば、全身、さらには口からも発生すると考えられます。

ストレス臭の原因はジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタン

ストレス臭の原因物質として、「ジメチルトリスルフィド」「アリルメルカプタン」があります。

これらはストレスや緊張状態にあるときに人から発せられると考えられており、硫黄のような臭いが特徴的です。

ストレスは、自律機能を調整する視床下部や副腎皮質ホルモンを分泌する副腎に影響を及ぼします。それによって発生する活性酸素という物質は、酸化することで過酸化物質という不純物になります。

過酸化物質は体内の様々な物質と結びつき、ストレス臭の原因になると考えられています。

疲労臭/アンモニア臭

疲労臭/アンモニア臭は、疲労や肝機能の低下によって発生します。

疲労臭/アンモニア臭に関する研究はまだあまり進んでいませんが、性別や年齢に関係なく発生する体臭であると考えられており、独特な臭いが特徴的です。

疲労臭/アンモニア臭の具体的な臭いの特徴と発生部位は、以下のようにまとめられます。

疲労臭/アンモニア臭の例えと部位

  1. 疲労臭/アンモニア臭の例え
    疲労臭/アンモニア臭は、下記のように例えられます。
    ・アンモニアのような臭い
    ・焦げ臭い
    ・卵が腐ったような臭い
  2. 疲労臭/アンモニア臭が発生しやすい部位
    疲労臭/アンモニア臭はまだあまり研究が進んでいない分野ですが、現在のところ、体内から皮膚を透過して体外に排出されるガス(皮膚ガス)であると考えられています。そうであれば、全身、さらには口からも発生すると考えられます。

疲労臭の原因は肝機能の低下

疲労臭の原因は、肝機能の低下であると考えられています。

疲労の蓄積によって肝機能の働きが低下すると、本来肝臓で分解されるアンモニアが分解されず、体臭として体外に排出されます。これが、疲労臭の正体です。

口臭

口臭は誰もが持っている体臭ですが、様々な原因によって強まることがあります。そのため、臭いの印象も人それぞれで異なります。

口臭の具体的な臭いの特徴や発生部位は、以下のようにまとめられます。

口臭の例えと部位

  1. 口臭の例え
    口臭は下記のように例えられます。
    ・ドブのようなニオイ
    ・生ゴミのようなニオイ
    ・便(うんこ)のようなニオイ
  2. 口臭の発生部位
    口臭はもちろん口からの臭いですが、その原因となっているのは胃腸などの内臓器官や虫歯です。これらの部位に問題上がるとき、口臭として表われることがあります。

口臭の原因は唾液の減少や虫歯

口臭が発生する原因は5つあると考えられます。

口臭が発生する5つの原因

  1. 年齢にともなう唾液の分泌量の減少
    唾液には口臭の原因となる細菌の繁殖を抑える効果がありますが、加齢にともなって唾液腺の機能の低下により唾液量が減少します。唾液の減少によって、細菌の繁殖、そして口臭の発生に繋がります。
  2. 虫歯や歯垢が原因
    口内環境の悪化は口臭の原因となります。特に30代以降は免疫力が落ち、歯周病などに罹りやすいので注意が必要です。
  3. 内臓や耳鼻科系の問題が原因
    内臓や耳鼻科系の病気は、稀に口臭の問題を引き起こします。消化不良や蓄膿症だけでなく、糖尿病や胃ガンも、口臭として現れるという報告もあります。
  4. 食べ物が原因
    ニンニクやニラ、キムチなどには「硫化アリル」という物質が含まれており、独特な青臭さが残ります。また、アルコールやコーヒーも口臭の原因に。
  5. 便秘や腸内環境の悪化
    腸内環境が悪化すると、腸内で悪臭成分が発生し、血液を通じて口までその成分が運ばれることが考えられます。

体臭には食べ物が影響することもある

体臭は皮脂や汗などの生理現象が原因のため、食べ物だけが体臭の原因・改善策にはなりません。しかし、食べ物の中には動物性たんぱく質のように、過剰摂取によって体臭の原因となることがあります。

また、ニンニク、ニラ、キムチといった「硫化アリル」を含んでいる食べ物やコーヒー等の飲み物は口臭に影響を与えます。

ただし、これらは過剰摂取によって引き起こされるものであり、適度の摂取であれば問題ありません。さらに、体臭改善の効果を含んでいる食べ物もあり、体臭対策の助けになってくれることもあります。

体臭がきつい人の共通点は「対策不足」

体臭がきつい人に共通しているのは、「対策が不足している」という点です。

ですが、中には「しっかり体臭対策をしているはずなのに…」と思う方もいるでしょう。

そのような場合は、「適切な」体臭対策が不足しているといえます。対策をいくらしていても、自分の体臭に合った方法でなければ解決にはいたりません。

そのため、自分の体臭の種類を正確に把握し、その体臭に合う対策を取ることがとても重要になります。

男性と女性で体臭は異なる!

体臭は性別にかかわらずに発生しますが、男性と女性では体臭が異なることも。

ここでは、男女に分けて体臭の特徴を解説していきます。

男性の体臭の特徴

男性は、女性よりも体臭がきつくなりやすいです。

理由は、女性に比べて代謝が高く発汗量が多いことと、男性ホルモンの影響で皮脂の分泌量が多くなりやすいためです。

また、生活習慣の乱れが加齢臭やミドル脂臭といった加齢に伴う体臭の発生時期を早めたり、強めてしまうことも考えられます。働き盛りで生活習慣が乱れやすい、30代~40代の方に多く見られます。

さらに、過度なダイエットも体臭発生の原因となります。健康のためにジムや運動を心がけている人は注意が必要です。

女性の体臭の特徴

女性は男性と比べると体臭は弱い傾向にありますが、同じ人間ですので、当然女性からも臭いは発生します。

特に30代以降に体臭が気になり始めたという女性の方は、加齢に伴うラクトンという物質の減少が原因かもしれません。

体臭や口臭は病気のサイン?

体臭や口臭が、病気のサインであることも考えられます。

例えば、糖尿病患者の体臭からは独特の甘い臭いが発生するという報告や、肺がん患者の口臭から特有の臭いが発生するとう報告があります。

ただし、全てのケースで「体臭や口臭がある=何らかの病気にかかっている」というわけではありませんので、様々な可能性を疑ってみましょう。

体臭の原因を突き止めて不安のない生活を送ろう

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事では、体臭の種類別にその原因について詳しく解説しました。

ご自身の体臭が気になるという方は、ぜひこの記事を参考に、①体臭チェック→②体臭のタイプ・原因を確認→③そのタイプに合う体臭改善/対策方法を選ぶ、という無駄のないアプローチを心がけてください。

この記事が皆様のお役に立てば幸いです。

当サイト「体臭ラボ」を運営するオドレート株式会社は、世の中の体臭の悩みを解消すべく埼玉県の理化学研究所敷地内で体臭に関する研究開発を行っています。

体臭を客観的に評価

  • 周囲がどう感じているか知りたい。
  • 周りから臭いと思われていないか?
  • 何か対策した方がいいのか? 
     

個人別のケア方法をお届け

  • どんなケアをすればいいかわからない。
  • 今使っているケア用品は効果があるのか?
  • 自分の体臭に合うケア方法が知りたい。
     
Tシャツを着るだけの簡単計測で、体臭を数値化したレポートとケア方法をお届けします。