「体臭が苦いってどういうこと?」と思う方もいるかもしれませんが、においを「苦さ」として感じ取る方もいます。
こちらではにおいの1つとして考えられる「苦い体臭」について、原因や対策をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼体臭の臭いの種類に関して詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
苦い体臭とはどんな臭い?
人の発する体臭にはさまざまな臭いがありますが、焦げ臭さや魚や卵が腐ったような臭い、カビの匂いなど、不快に思うような臭いを感知したときに「苦い体臭」だと感じられることもあります。
体臭は苦い臭い以外にも、甘い臭い、酸っぱい臭いやミルクのような臭いを発するワキ臭、30~40代くらいから徐々に漂う加齢臭など、多くの種類があります。
体臭は周囲の人に不快感を与える可能性が高く、苦い体臭にならないように注意しておく必要があります。
苦い体臭、疲労とストレスが原因か?
不快だと感じられやすい「苦い体臭」ですが、できるだけ苦い体臭になるのは避けたいという方も多いでしょう。
不快にさせない体臭にするためには、いくつの注意すべきポイントがあります。
まずは「体臭と疲労」という観点から見ていきましょう。
疲労と体臭の関係
身体が疲れているときに発生する体臭として、「疲労臭」があります。疲労臭はツンと刺激を感じるような臭いで、その臭いのもととなるのは尿と同じアンモニアです。
本来であれば、アンモニアは肝臓の働きによって体内で分解が行われるため、身体の外まで臭いを発生することはありません。
ですが、疲労が蓄積することで肝臓の働きが低下し、分解しきれなかったアンモニアが体臭となって身体の外へと現れるようになるのです。
苦い体臭はこれ?ストレスで発生する「皮膚ガス」
疲労臭は、口や足、ワキなど、いわゆる「体臭を発生しやすい場所」だけを注意すればよいわけではありません。
疲労臭の原因となるアンモニアは身体中を流れて「皮膚ガス」として全身から排出されるため、身体の内側から改善を行っていく必要があります。
また、皮膚ガスは身体の疲れだけを要因とするのではなく、緊張などによるストレスを感じたときや極端なダイエットを行っているときなど、さまざまな場面で発生します。
皮膚ガスを発生させた原因によって感じられる体臭も異なりますが、苦い体臭を避けるためにも、できるだけ身体に負担をかけない生活が求められます。
苦い体臭の対策は、ストレス軽減
では、苦い体臭にならないためには、実際にどのような対策を行うべきなのでしょうか。
こちらでは、食事と生活習慣について、それぞれご紹介します。
体臭を改善するためには食事が大切
ニンニクやアルコールを多量に摂取した翌日は身体から強い臭いを感じるという方も少なくないでしょう。
体臭と食事は関係が深いため、体臭の改善には食事の見直しが効果的です。
避けたほうがいい食べ物
筋肉を作ったり免疫力を高めたりする働きのある動物性たんぱく質ですが、摂取しすぎると体臭の原因となります。
また、揚げ物などのジャンクフードは油分が多く、皮脂の量を増やしてしまうため、注意が必要です。
積極的にとりたい食べ物
逆に、体臭改善に効果の見込める食べ物もあります。
たとえば疲労臭にはオルニチンの含まれるシジミやキハダマグロなどの魚介類、しめじやエリンギなどのきのこ類がおすすめです。
そのほかにも、腸内環境の改善に役立つ食物繊維を多く含む食べ物や、身体の酸化を抑えるイソフラボンを含む大豆などの食べ物も積極的に摂取するとよいでしょう。
生活のリズムを整えよう
体臭のもととなるストレスや疲労を溜めないためには、生活のリズムを整えることも大切です。
十分に睡眠をとったり、お風呂に浸かってリラックスしたりと、身体をしっかり休めるようにしましょう。
特にお風呂は発汗作用を促せるため、体臭の改善に効果があります。
入浴剤なども用いてゆっくり浸かるようにしてください。
▼体臭の臭いの種類に関して詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
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