加齢臭が自分でわかる!原因やセルフチェック方法を解説

  • 年をとって加齢臭という言葉が気になる。
  • もし加齢臭が強いようであれば、自分で対策を講じたい。

この記事を見つけてくださった方の中には、このような悩みを抱えている方も多いと思います。

体臭は生理現象ですから、加齢臭などの臭いは年齢を重ねるごとに強くなります。体臭が気になる際はまず確認することが大切ですが、ご自身でチェックすることは難しいのも確かです。

本記事では、理化学研究所敷地内の研究施設で体臭研究をしつつ、これまでに3,000人以上の体臭評価・アドバイスを行ってきた臭気判定士(においに関する唯一の国家資格)の石田翔太が「加齢臭を自分でチェックする方法」「加齢臭を対策するのに有効な方法」について徹底解説します。

加齢臭が自分でわかるために必要な知識

初めに、加齢臭を自分で確認するうえで必ず知っておくべき以下2つの知識をご紹介します。

  • 加齢臭の発生しやすい部位
  • 加齢臭はどんな臭い?(ニオイの印象)

加齢臭の原因

加齢臭は年齢に伴う体質の変化によって発生します。

加齢臭は皮脂の酸化によって発生します。どの年代からでも皮脂は発生しますが、年齢を重ねるごとに皮脂分泌量と質の変化が臭いを強くします。

また、生活習慣が原因で加齢臭を更に悪化させる可能性もあります。発生原因は皮脂ですが、臭いを強める要因として生活習慣の乱れがあることも覚えておきましょう。

加齢臭の発生しやすい部位

加齢臭の発生しやすい部位を知っておく、実際に臭いが発生しているのか確認しやすくなるというメリットがあります。

加齢臭が発生しやすいのは以下の部位です。

加齢臭の発生しやすい部位

  • 首の裏
  • 背中
  • 何度も使用した衣服・寝具

加齢臭はどんな臭い?(ニオイの印象)

加齢臭の原因物質には、「①20代~30代で発生するペラルゴン酸」「②40代~50代で発生するノネナール」の2つがあります。2つの物質から発生する臭いはまとめて”加齢臭”と総称されますが、実際のニオイの印象は異なります。

①のペラルゴン酸は、人によってニオイの例え方は様々ですが、「絵の具のような印象を伴う油っぽい臭い」と表現することができます。

②のノネナールも人によってニオイの印象は変わりますが、「青っぽさを伴う油っぽい臭い」と言うことができます。

加齢臭を自分でチェックする方法

加齢臭は自分でチェックする方法があります。具体的な方法として下記の2つがあります。

気になる方法があれば、以下の項目をタップして確認してみてください。

加齢臭を自分でチェックする3つの方法

  1. 服や枕を使って臭いの有無をチェック
  2. ガーゼを使って臭いの強弱をチェック

服や枕を使って臭いの有無をチェック

服や枕、ガーゼを使うことで加齢臭のニオイを確認することができます。

ただし、この方法はニオイの有無と印象(〜のような臭い)を確認することはできますが、ニオイの強弱を確認することには向いていません。

加齢臭を確かめるのに必用な道具

  • ビニール袋(密封できるものが望ましく、ジップロックなどがおすすめ)
  • 珈琲や緑茶など*1

加齢臭の確かめ方

  1. 手を水で洗う*2
  2. ビニール袋に枕カバーやパジャマ、外出時の衣服などを入れる
  3. 珈琲や緑茶を嗅ぐ
  4. 鼻を袋に近づけて、ニオイを確認する

*1コーヒーや緑茶は嗅覚をリセットするために使用します。

*2手にニオイが付着している場合、正しく確認できないことがあります。石鹸で洗うと石鹸のニオイが原因で正しく評価できませんので、石鹸は使用せずに手の汚れを落とすようにしましょう。

ガーゼを使って臭いの強弱をチェック

服や枕を使ったチェックよりも簡単ですが、その分「臭いを感じづらい」場合があるかもしれません。そのため、簡単にチェックしたい時はガーゼを、しっかりとチェックしたい時は前述の服や枕を用いたチェックがおすすめです。

加齢臭を確かめるのに必用な道具

  • ガーゼ
  • 珈琲や緑茶など*1

加齢臭の確かめ方

  1. 手を水で洗う*2
  2. ガーゼやティッシュをニオイを調べたい箇所に10分ほど当てる
  3. 珈琲や緑茶を嗅いで、嗅覚をリセットする
  4. ニオイを嗅ぐ

*1嗅覚をリセットするために使用します。必ずしも珈琲や緑茶である必要はなく、体臭とはかけ離れたニオイのものであれば大丈夫です。

*2手にニオイが付着している場合、正しく確認できないことがあります。石鹸で洗うと石鹸のニオイが原因で正しく評価できませんので、石鹸は使用せずに手の汚れを落とすようにしましょう。

加齢臭が出やすい特徴10項目をチェック

加齢臭が強くなりやすい人には、生活習慣や特徴に共通する傾向があります。

ここでは、その10の特徴を解説していきます。

年齢

年齢は加齢臭が出やすくなる一つの特徴です。なぜならば、加齢臭の原因であるペラルゴン酸とノネナールは、年齢に伴って発生しやすくなるからです。

ペラルゴン酸とノネナールは、共に皮脂が酸化することによって起ります。皮脂は年齢を重ねるごとに分泌量や質が大きく変化し、それが二つの物質を発生しやすくなる原因となります。

そのため、年齢が加齢臭の出やすい要因の1つといえます。

洗浄力の弱い洗剤を使っている

洗浄力の弱い洗剤を使っていることは、加齢臭の出やすくなる特徴の一つです。

加齢臭は衣服に染み付いた皮脂からも臭いが発生します。そのため、皮脂を充分に落すことのできない洗浄力の弱い洗剤は、臭いの原因の一つになると考えられます。

衣類を長年着る

長年着用した衣類は、加齢臭の発生の原因になります。

何度も着用した衣類には皮脂が染み込んでいるため、加齢臭を発しやすくなってしまいます。衣類を長年着用している方は、衣服が臭いの原因になっていないか確認することが重要です。

体をゴシゴシ洗っている

体をゴシゴシ洗うことは、加齢臭の出やすい特徴の一つです。

体を強く洗うと皮膚を傷つけることに。その結果、皮膚を守ために体臭の原因である皮脂が発生してしまうのです。

肉中心の食生活

動物性脂質や糖質は、加齢臭の原因である皮脂の分泌を促します。そのため、肉中心の食生活は加齢臭発生の原因となりえます。

肉などに多く含まれている飽和脂肪酸は、体外に排出する皮脂の油分を増やすからです。

体を丁寧に洗えていない

体に残っている皮脂は、加齢臭の原因になると考えられます。

そのため、体を丁寧に洗い、皮脂を洗い流すことが重要です。加齢臭の発生しやすい頭や首の裏、胸、お腹、背中は特に丁寧に洗いましょう。

肌が乾燥している

肌の乾燥は皮脂の発生を促すので、加齢臭の原因となります。

入浴後などは肌が乾燥しやすいため、保湿クリームを用いて肌が乾燥しないように心がけるとよいでしょう。

日焼け止めを使用していない

紫外線は肌にダメージを与え、皮脂の分泌を促すため加齢臭の原因になります。

そのため、日傘や日焼け止めなどの紫外線対策は加齢臭発生を防ぐことができます。外出時は紫外線対策を行うように心がけましょう。

運動習慣がない

運動不足は加齢臭発生の原因にはなりませんが、元々の臭いを悪化させる可能性があります。

運動不足は、皮脂による毛穴の詰まりを引き起こすからです。加齢臭は皮脂の酸化によって発生するので、毛穴に余分な皮脂がたまらないよう気をつけましょう。

睡眠時間が不十分

睡眠不足は交感神経を活発にするため、結果的に加齢臭発生に繋がる可能性があります。

この点に関する研究はまだ十分に行われているわけではありませんが、睡眠不足は様々な点から健康に害を及ぼすものでもありますので、適度な睡眠をとることが望ましいです。

郵送検査キットで加齢臭をチェック

衣服や枕、ガーゼを使った方法を紹介しましたが、自分で確認する方法だけでは「加齢臭のニオイは本当にしていないのか」、「周囲の人は臭いと思っているかもしれない」と不安に思う方もいるでしょう。

そのような方におすすめなのが、体臭の専門家があなたの体臭を確認してくれる体臭評価キット「オドレート」です。

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  • 検査が簡単
    1日24時間Tシャツを着て、それを郵送するだけで検査を受けることができます。後日、あなたの体臭を解析した結果と適切なケア方法がメールで送られてきます。
  • 結果の信頼性
    体臭の解析は、専用の解析機器に加えて人間の嗅覚でも行います。専用機器で発生している揮発物質を解析し、その結果を参考にしながら、人間の嗅覚ではあなたの体臭をどのように感じているのか確認します。
  • 専門家によるケア方法のアドバイス
    体臭の専門家が、解析した結果を元に適切なアドバイスを行います。このサービスを行っているオドレート株式会社は理化学研究所内に研究施設があります。シャンプーやボディソープ、サプリ等の商品販売は一切行っていないので、押しつけ商法などのご心配は不要です。

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加齢臭の対策方法

加齢臭をチェックした後は、しっかりと対策に繋げましょう。以下では、加齢臭の対策方法について解説していきます。

加齢臭は適切な対策を講じることで発生を抑えることができます。ご自身にとって適切だと考えられる対策方法をぜひ試してみてください。

気になる方法をタップするとその箇所へ飛べます。↓

ボディーソープで余分な皮脂を洗い落とす

ボディーソープを用いることで、余分な皮脂を洗い落とすことができます。

入浴時にしっかりと皮脂を落すことができなければ、翌日の加齢臭の原因になることも。十分に泡を立てて、優しく洗い落とすことを心がけましょう。

ただし、ゴシゴシと洗ったり、ボディーソープの流し忘れがあると余計な皮脂を発生させます。洗う際には注意してください。

シャンプーで余分な皮脂を洗い落とす

シャンプーで頭皮の皮脂を洗い落とすことは、加齢臭の発生を防ぐことができます。

頭皮からの皮脂も加齢臭を発生させる原因になります。ボディソープと同様に、しっかり洗い落とすことを心がけましょう。

こちらもゴシゴシとするのではなく、指の腹を使って洗い流しましょう。

デオドラント用品を活用する

デオドラント用品は収斂作用*¹があるので、皮脂の分泌を抑制させ、加齢臭緩和の作用を期待することができます。

使用頻度を守ることで肌にダメージを与えないよう心がけましょう。もし、肌に違和感を感じた場合は使用を停止し、皮膚科に受診しましょう。

*¹収斂作用とは、毛穴の引き締めによって皮脂や汗の分泌を抑える効果を指します。

洗濯時に加齢臭の原因となる皮脂を取り除く

衣服に蓄積した皮脂が加齢臭の原因になることも。そのため、洗濯で加齢臭の原因となる皮脂を取り除くことは重要な対策方法です。

ただし、長く着用した衣服には皮脂が染み込んでいて、洗濯では臭いが取れない可能性もあります。その場合は、捨てることも検討しましょう。

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加齢臭の度合いを専門家がチェックします

客観的に加齢臭を評価してほしい方におすすめなのが、体臭評価キット「オドレート」です。

国家資格である臭気判定士が科学的に分析し、ご自身の体臭を数値化してくれます。検査方法は1日中Tシャツを着用して、そのTシャツを送るだけ。

一人で漠然と悩むのではなく、まずは専門家に評価してもらいませんか?

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 まとめ: 加齢臭は自分でわかる

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事では、「加齢臭が自分でわかるために必用な知識」と「加齢臭をチェックする3つの方法」に関して解説してきました。

加齢臭の確認方法には、①服や枕、ガーゼを使って確認、②ニオイ以外の10項目でセルフチェック、③郵送検査キットでチェックする、の3つがあります。そしてもし、チェックして加齢臭が出ていると感じた場合は、記事内で解説した対策方法を講じてみてください。

本記事が、読者の方々がご自身の加齢臭をチェックする際の一助になれば幸いです。

当サイト「体臭ラボ」を運営するオドレート株式会社は、世の中の体臭の悩みを解消すべく埼玉県の理化学研究所敷地内で体臭に関する研究開発を行っています。

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