念入りに洗濯しているのに、衣服から加齢臭がなかなか落ちないと困っていませんか?
実は、通常の洗濯ではなかなか落とすことができない加齢臭も、洗剤や洗濯方法を変えることで落とすことができます。
今回は、なぜ衣服についた加齢臭が落ちにくいのか、衣服についた加齢臭を取るための洗濯のポイント、衣服に加齢臭を付けないための対策をご紹介します。
▼加齢臭に関する内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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【本記事の信憑性】
本記事では、理化学研究所敷地内の研究施設で体臭研究をしつつ、これまでに5,000人以上の体臭評価・アドバイスを行ってきた臭気判定士(においに関する唯一の国家資格)の石田翔太が「加齢臭に効く洗濯方法」について徹底解説します。
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加齢臭はなぜ洗濯で落ちにくいの?
加齢臭の原因は、皮脂に含まれる「ノネナール」という物質です。通常の水洗いだけでは皮脂をうまく落とせないため、洗濯物に残った皮脂が加齢臭を発します。
以下の項目では、加齢臭の原因と、加齢臭が服に残る理由を解説していきます。
加齢臭の原因
加齢臭の原因物質である「ノネナール」の発生要因は、皮脂や汗に含まれる脂肪酸の酸化です。
皮脂はどの年代の方からでも分泌されますが、年齢に伴い分泌量や質が変化することで、加齢臭が発生しやすくなります。
加齢臭の原因となる皮脂や汗は衣服の繊維に染みつきやすいため、通常の洗濯では落ちにくくなります。
▼加齢臭の原因と対策を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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加齢臭が服に残る理由
通常の洗剤では、皮脂汚れや酸化した脂肪酸を分解しきれないため、加齢臭が服に残る場合があります。
洗濯時に皮脂がなかなか落ちない原因は、皮脂に含まれる油分です。油分には他のものとくっつく特徴があります。キッチンの油汚れにほこりが付着しやすいのと同様に、皮脂にも汚れがつきやすいのです。
そして、体温で温められた皮脂は油のように動きやすく、衣服につくと繊維の奥に入って取れにくくなります。
また、加齢臭は高温多湿の環境で活性化しやすいため、洗濯後の放置や不十分な乾燥が臭いを強くする要因となるでしょう。
洗濯物に付着した皮脂を放置すると酸化が進み、洗っても汚れが取れなくなるため、加齢臭だけではなく黄ばみも引き起こします。
衣服の加齢臭を落とす基本の4ステップ
加齢臭を落とすには、事前処理、洗浄、すすぎ、乾燥のプロセスが重要です。
- 事前処理:衣類をぬるま湯につけると、皮脂汚れがよく落ちるようになる
- 洗浄:皮脂汚れは弱酸性の性質をもつため、反対の性質であるアルカリ性の洗剤を使う
- すすぎ:消臭+柔軟剤の役割をもつ、酸性のクエン酸やミョウバンを加える
- 乾燥:せっかく洗濯しても乾燥が不十分だと臭いの原因になるため、しっかり乾かす
洗濯物からする加齢臭で悩んでいる方は、上記の手順で洗濯を行ってみてください。
加齢臭を落とすための洗濯のポイント
加齢臭の原因は皮脂の中に含まれる物質であるため、衣服についた皮脂を落とすことで、衣服からする加齢臭を抑えられます。
ここでは加齢臭を落とすためのポイントを5つ解説します。
①40度ほどのお湯を使う
加齢臭の原因である皮脂汚れを取り除くには、ぬるま湯でつけ置き洗いをすることが有効です。
皮脂は冷たい水には溶けにくく、普通に洗濯をしても残りやすくなります。
40度ほどのお湯に入れることで、洗剤に含まれる酵素が活発に働き、皮脂汚れを良く落としてくれます。
以下のやり方を参考にしてください。
- ぬるま湯に弱アルカリ性洗剤とアルカリ性の酸素系漂白剤を加える
- 汚れ移りを防ぐためにも、つけ置き時間は30分~1時間程度にとどめる
- 汚れが浮き上がったら、洗剤液とともにそのまま洗濯機へ投入しスイッチオンする
(その際、他の洗濯物と同時に洗うことも可能)
②アルカリ性の洗剤を使う|セスキ・重曹など
加齢臭を落とすには、セスキや重曹などの弱アルカリ性洗剤の使用が効果的です。
洗剤には、酸性・中性・アルカリ性の3種類があり、汚れと反対の性質をもつ洗剤を使うと汚れがよく落ちます。
加齢臭の原因である皮脂汚れは弱酸性であるため、弱アルカリ性の洗剤を使用すると効果的に汚れを落とせます。
ただし、アルカリ性の洗剤は洗浄力が高い反面、衣服にダメージを与える可能性があるので注意しましょう。
また、たんぱく質分解酵素が入っている洗剤だと皮脂汚れが落ちやすくなるため、アルカリ性洗剤の中でも酵素入りのものがおすすめです。
酵素入りのアルカリ性洗剤は皮脂汚れをよく落としますが、温度が低いと酵素の効果が十分に出ないため、40度ほどのお湯と一緒に使ってみてください。
▼加齢臭を抑える重曹の効果と使い方を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
重曹は体臭対策に効果的で、皮脂や汗の酸化を抑え、ニオイの原因を中和・分解する働きがあります。 特に加齢臭の原因となるノネナールは酸性の性質を持つため、弱アルカリ性の重曹を使うことで臭いを抑えられます 。また、重曹には制菌・消臭作用があり[…]
③酸素系漂白剤を使う|オキシクリーン・ワイドハイターなど
酸素系漂白剤は、皮脂や黄ばみなどの汚れを得意とし、除菌・殺菌力もあるので、加齢臭を落とすのにおすすめです。
酸素系漂白剤には弱アルカリ性の粉末タイプと、弱酸性の液体タイプの2種類があります。
アルカリ性の洗剤と酸性の漂白剤を一緒に使用すると、洗浄力が下がってしまいます。
その場合、洗濯時に落とせなかった皮脂が加齢臭の原因になってしまうので、弱アルカリ性の粉末タイプを使用するとよいでしょう。
また、酸素系漂白剤を使用する際には、必ず商品に明記された使用上の注意を確認してください。粉末タイプと液体タイプで使用方法が違ったり、爆発の危険があったりするため、容器を移し替えてはいけないといった決まりがあります。
④クエン酸やミョウバンを活用する
すすぎの際に酸性のクエン酸やミョウバンを加えると、消臭+柔軟剤として機能するため、加齢臭対策に効果的です。
ただし、クエン酸やミョウバンは、必ず水に溶かしてからすすぎの際に使用するようにしてください。ミョウバンやクエン酸は、水に溶かさないと衣服に粉が残る可能性があります。
また、アルカリ性洗剤を使用しているときに、酸性であるクエン酸やミョウバンを使用すると洗浄力が落ちてしまいます。
さらに、ミョウバンやクエン酸を塩素系漂白剤とともに使用すると、有害な物質が出るのでご注意ください。
▼クエン酸の臭い対策を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
梅干しやレモンなどの食品に含まれるクエン酸には体内の乳酸を分解し、エネルギー代謝を促進する働きがあり、疲労が原因で発生するアンモニア臭を抑えるのに役立ちます。 また、クエン酸は皮膚の汚れを落とし、細菌の繁殖を抑える働きもあり、入浴剤やデオド[…]
⑤衣服を十分に乾燥させる
洗濯後に乾燥が不十分だと加齢臭を悪化させる可能性があるため、十分に乾燥させましょう。
臭いの元となる雑菌は、湿気の高い環境で増殖します。生乾きの状態だと雑菌が増えやすくなり、きれいに洗っても臭いが残りやすくなります。そのため、洗濯物をしっかり乾かすことが大切です。
普通の部屋干しでなかなか乾かない場合は、以下の工夫をするとより乾きやすくなります。
- 洋服と洋服の間を十分に離して干す
- サーキュレーターを使用して風を起こす
- 家庭用の乾燥機や除湿機を使用する
洗濯の際は乾燥までしっかり行い、加齢臭を残さないよう工夫をしましょう。
加齢臭対策におすすめの洗剤4選
ここからは、加齢臭対策に効果的なおすすめの洗剤を4つ紹介します。洗剤選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
①ライオン NANOX one PRO
独自の技術を用いて「新消臭成分」を配合し、加齢臭をはじめとする不快な臭いを抑える作用のある洗剤です。さらに、抗菌作用も備えているため、臭いの元となる雑菌の繁殖を防ぐ効果も期待できます。
実際にライオン株式会社の調査より、NANOX one PROを3週間使用した方の92.6%が消臭効果を実感したとの報告もあります。
また、NANOX one PROは色落ちを防ぐ成分も配合されている洗剤です。洗浄成分が汚れに付着して分解する際に繊維を保護するため、生地の摩擦によるダメージを抑え、色落ちを防ぎます。
商品公式HP:NANOX One–ライオン株式会社
②環境大善 きえ~る 洗濯用
消臭効果がありながらも、天然成分のみで構成された洗剤であるため、敏感肌やペット、小さなお子様の洗濯物にも使用できます。
弱アルカリ性の製品であるため、加齢臭の元となるたんぱく質を分解し、洗濯物をしっかり消臭する効果があります。
手持ちの柔軟剤や漂白剤とも併用可能であるため、普段の洗濯に取り入れやすいでしょう。 消臭効果が薄いと感じた場合は、洗剤の量を増やすか30分ほどつけ置きすると、衣類に染みついた臭いが落ちやすくなります。
商品公式HP:きえ〜る 洗濯用 600ml-環境大善
③Rinenna #2 (リネンナ) つけおきメイン 洗濯用洗剤
「Rinenna #2」はアルカリ性の洗剤であり、加齢臭や黄ばみ・黒ずみの元となるたんぱく質を分解する酵素を配合しています。そのため、つけ置き洗いで使用すると、しつこい臭いやシミを落とす効果が期待できる洗剤です。
つけ置きがメインであるものの、洗濯用洗剤としても使用できます。しっかり加齢臭を取りたい場合はつけ置きで、普段使いする場合は洗濯機に投入して使い分けることも可能です。
使い方は簡単で、40度くらいのお湯に洗剤を入れて洗濯物を30分〜1時間以上つけ置き、バケツの水ごと洗濯機に入れていつも通り洗濯するだけです。
ただし、半日以上つけ置くと洗濯物を傷めるリスクがあるため、長時間にわたってつけ置きしないよう注意しましょう。
商品公式HP:Rinenna #2 (リネンナ) つけおきメイン 洗濯用洗剤 800g-株式会社Heulie
④ヌーラO2
「ヌーラO2」は、弱アルカリ性の酸素系洗剤です。泡が洗濯物の繊維の奥まで浸透するため、加齢臭の原因となる皮脂汚れを効果的に洗浄します。
ヌーラO2は、ぬるま湯に溶かすと炭酸ナトリウムと過酸化水素に分解するため、それらによる除菌効果も期待できます。
40〜50℃のぬるま湯に洗剤と衣服を入れてつけ置くだけなので、使用方法も簡単です。また、塩素系のような独特な刺激臭がないため、洗剤の臭いが気になる方も安心して使えるでしょう。
クリーニング店で使われているシミ抜き剤を家庭用に改良した商品であるため、プロ仕様の強力な洗浄力が期待できます。
商品公式HP:ヌーラO2-株式会社興和堂
加齢臭を防ぐ!洗濯前の対策3選
せっかく衣類から加齢臭が取り除けても、時間が経つと再び臭いが現れることがあります。
臭いの再発を予防するために、以下の3点に注意しましょう。
①皮脂分泌が多い部分は重点的に洗う
加齢臭のもとであるノネナールは皮脂腺から分泌されるため、首回りやワキなどの皮脂腺が多い部位はしっかり洗うようにしましょう。
衣類に黄ばみが出やすい箇所は、皮脂分泌が活発な場所ですので、一度確認してみてください。
皮脂分泌が多い場所は、黄ばみのように目立つ汚れが見えなくても、毎回気にして念入りに洗濯することがおすすめです。 加齢臭だけではなく、洗濯物の黄ばみ対策にもなるでしょう。
②脱衣後はすぐに洗濯する
皮脂汚れは放置すればするほど取れにくくなり、臭いだけではなく黄ばみの原因にもなってしまいます。
そのため、皮脂がついた衣服は放置せず、使用後はすぐに洗濯しましょう。
こまめな洗濯により、衣類からする加齢臭や黄ばみを防止できます。
③湿気が少ない場所に衣服を保管する
衣服の保管場所に湿気がこもると、菌が繁殖しやすくなり、加齢臭をはじめとする嫌な臭いが発生する原因になります。
湿気対策としては、主に以下のような方法が挙げられます。
- クローゼットの扉をこまめに開ける
- 衣類用乾燥剤を一緒に入れて保管する
- 除湿剤や新聞紙を一緒に入れて湿気を取る
洗濯した衣服を生乾きの状態でクローゼットに保管すると、雑菌が繁殖し、臭いが悪化することがあるので注意しましょう。
加齢臭を防ぐ日常生活のポイント
ここからは、加齢臭対策に効果的な日常生活のポイントを4つ紹介します。加齢臭は洗濯の工夫だけでなく、生活習慣の改善でも防げます。臭いで悩んでいる方は、本章を参考に日々の生活を見直してみてください。
①入浴時に肌を強くこすりすぎない
お風呂の際には、肌をゴシゴシと強くこすらず優しく洗うようにしましょう。
「皮脂は臭いの原因になるから、しっかり落とした方がいいのでは?」と思う方がいるかもしれません。しかし、皮脂を過剰に取り除くと乾燥が進むため、不足した皮脂を補うために分泌量を増やす方向に働いてしまいます。
体を洗う際は、以下のような工夫を意識しましょう。
- 石けんを泡立てる
- 低刺激の石けんを使用する
- 湯船にゆっくりつかり、皮脂汚れを浮かせる
- 手や柔らかいボディタオルで洗う
▼加齢臭に有効なボディーソープを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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②紫外線予防をする
加齢臭の元となるノネナールは、「パルミトレイン酸」と「過酸化脂質」から生じます。この過酸化脂質は紫外線により増加するため、紫外線対策をおこたると加齢臭を強める可能性があります。
紫外線を防ぐためには、以下のような対策がおすすめです。
- 外出時は帽子や日傘を着用し、直射日光を避ける
- 長袖やアームカバーなど、UVカット効果のある衣類を着る
- 日焼け止めをこまめに塗る
- 紫外線の強い時間帯(10~14時)の外出を避ける
日常生活に取り入れやすそうなものから、ぜひ試してみてください。
③脂肪分が多い肉類やスナック菓子の摂取を控える
日頃から脂肪分が多い肉類やスナック菓子を食べる習慣がある方は、なるべく摂取量を控えましょう。
肉類や揚げ物などの脂質が多い食品を摂りすぎると、皮脂の分泌量が増え、加齢臭の原因となるノネナールの生成が促進される恐れがあります。
加齢臭を抑えるには脂質が多い食事の過剰摂取を控え、酸化を抑制する食品を積極的に摂ることがおすすめです。
ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールといった、抗酸化成分が豊富な食材を取り入れてみてください。
④運動習慣をつける
意外かもしれませんが、運動不足も加齢臭の悪化を招く要因のひとつです。
運動不足になると、汗腺の機能が低下し、アポクリン腺から臭いの強い汗が分泌されやすくなります。
運動習慣をつけて汗をかく頻度が増えると、汗腺が活性化し、汗の質が改善される効果が期待できます。
汗腺の機能を高めるには、ウォーキングやサイクリング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。
取り組みやすい運動からはじめ、適度に汗をかいて加齢臭を予防しましょう。
「加齢臭と洗濯」に関してよくある質問
ここからは、加齢臭や洗濯に関する疑問についてお答えします。
加齢臭は洗濯機の中で他の洗濯物にうつるでしょうか?
加齢臭が染みついた衣類を他の衣類と一緒に洗濯カゴに入れたり水洗いしたりすると、臭いがうつる場合があります。
また、皮脂汚れや雑菌が洗濯槽の中に残っていると、臭いの元になることがあります。
以下を参考に、普段から加齢臭の臭いうつりを予防しましょう。
- 加齢臭がする洗濯物と他の衣類を分けて洗う
- つけ置きしてから洗濯をする
- こまめに洗濯槽を掃除する
他の衣類にうつらないよう、加齢臭がする洗濯物の取り扱いには注意しましょう。
▼衣服に加齢臭がうつるリスクを知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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男性と女性の加齢臭に違いはありますか?
加齢臭は男女ともに発生するものであり、男女における加齢臭の臭いの印象に違いはありません。
一般的に、男性では40〜60代にかけてノネナールの分泌量が増え、加齢臭が強くなる傾向にあります。
一方、女性は女性ホルモンの働きによって皮脂の分泌を抑えられるため、男性よりも臭いが発生しにくいとされています。ただし更年期をすぎると、ホルモンバランスの乱れにより加齢臭が目立つことがあります。
また、皮脂腺の場所は男女で変わらないため、加齢臭の発生部位においても性別による大きな差はありません。
男性は背中や胸などの体幹部からの臭いが強くなり、女性では胸元付近の皮脂による臭いが発生しやすいとされています。
体臭測定キットodorateで臭いを見える化
本当に自分から加齢臭がするのか確信が持てず、困っていませんか?
残念ながら臭いの正体が分からなければ、どんな対策をしてもいたちごっこになってしまいます。
いつも清潔を心掛けているのに臭いが全然改善されないという方は、まず自分の臭いのタイプをチェックすることをおすすめします。
臭いを分析するには病院に行く方法もありますが、より手軽にチェックしたいという方は、郵送型体臭測定キットodorate(オドレート)がおすすめです。
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送るだけという手軽さなのに、臭いの専門家による質の高い情報を受け取れるodorate(オドレート)は、TVやラジオ等でも多く取り上げられており、新たな臭い対策として話題になっています。
\1日着るだけで臭いチェック完了/加齢臭の有無を調べてみる
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
記事内では、衣類にしみついた加齢臭を落とすための洗濯のポイントや衣服に臭いを付着させないための予防法を紹介しました。
水だけを使用した普段の洗濯では落とし切れない衣服の皮脂汚れは、弱アルカリ性洗剤を加えたぬるま湯へつけ置きしてから洗うといった工夫が大切です。
この記事が、衣服についた加齢臭でお悩み方の参考になりましたら幸い