どんなに清潔にしていても、加齢や生活習慣、ホルモンバランスの変化などによって、女性も体臭がきつくなることがあります。「女性なのに…」と悩んでしまう方も多いかもしれません。ですが、知っておいてほしいことは、「体臭は誰からでも発生する」ごく自然なことであるという点です。
また、女性の体はとてもデリケートです。特に女性は女性ホルモンの変化による影響によっても体臭が大きく左右されます。
本記事では、女性の体臭がきつくなる主な原因と、今日からできる改善方法についてわかりやすく紹介していきます。
▼体臭全般に関する内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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女性の体臭がきつくなる原因

「きちんと入浴しているのに、なんか臭う気がする…」「年齢とともに体臭が変化してきたかも?」そう感じることはありませんか?
女性の体臭がきつくなることは、決して珍しいことではありません。実は、加齢によるホルモンの変化や、ストレス・食生活の乱れなどが関係しているのです。
自分では気づきにくい体臭は、体の内側の変化から臭いとして現れている可能性もあります。ここからは、女性の体臭が強まる原因をいくつかに分けて詳しく解説していきます。
加齢によるホルモンの変化
女性の体臭がきつくなる原因の1つ目に、「加齢による女性ホルモンの変化」が挙げられます。
更年期になると、女性ホルモンの分泌が減少し始めます。そのため、自律神経のバランスが崩れやすくなり、体温調節機能が乱れることで、寝汗をたくさんかいたり、体を動かしていなくても汗が出てきたりするようになります。
加齢による女性ホルモンの変化により、汗中にはアンモニアや乳酸が多く含まれるようになり、ベタベタとした汗が発生し、汗そのものが臭うようになるのです。
生活習慣の乱れ
2つ目に、「生活習慣の乱れ」が挙げられます。
乱れた食生活や運動不足、過剰なストレスがかかる生活が日常的に行われていると、体臭が強まる原因となります。
肉中心の食生活は、肉に含まれる動物性タンパク質が分解される際に発生するアンモニアやインドール、硫化水素などのガスが原因となり加齢臭や皮脂臭の悪化につながります。
また、日常的に運動を行う人の汗はさらさらとしていますが、運動不足の人の汗はネバネバとしています。運動不足な人は、日頃汗をかかなかったり、新陳代謝が悪いため血行不良になり、体の隅々に酸素が回らなくなります。汗をかいたとしても、血液中へのミネラルなどを戻すことができず、汗として流れ出てしまいます。
その結果、アルカリ性のネバネバとした汗が排出されてしまうのです。
間違ったケア
間違ったケアを行うことで、体臭がきつくなるケースがあります。
体や脇を頻繁に洗ったり、汗をかかにようにしたりすることは間違ったケア方法であり、かえって体臭を強める可能性があります。
体臭が気になるからと、頻繁に体を洗ってしまうと、肌表面が乾燥しやすくなります。乾燥することで、肌は潤いを与えようと皮脂や汗を多量に分泌させるように働き、結果として臭いが強まる原因となります。
また、汗をかくことが臭いにつながることを懸念して水分補給を控えるなど、汗をかかないようにすることも体臭を強める原因につながります。体の健康状態を保つために汗をかいて体温を調節することはとても重要です。水分を控えることでかえって汗から分泌される成分の濃度が高くなることで臭いが強まります。
ワキガなどの体質的要因
ワキガなどの体質的な要因で、女性の体臭が強まるケースがあります。
ワキガ体質は何となく男性の方が多い傾向に見られがちですが、実は女性もワキガに悩んでいる方が多いのです。なぜなら、ワキガ体質か否かは遺伝的要因が大きいため、女性も男性と同程度の確率でワキガになることがあるのです。
さらに女性は、月経や妊娠、出産の際にホルモンバランスの関係で一時的に体臭が強まる傾向があります。
自分の体臭を確かめる方法

自分の体臭を確かめる方法は、手頃な方法から専門家の力を借りる方法まで様々です。
本項では、自分の体臭を確かめる幾つかの方法を紹介します。
衣服や枕カバーの臭い残り
自分の体臭を確かめる手頃な方法に、自分が1日着た衣服や、枕カバーの臭いを嗅いでみる方法があります。
衣服や枕カバーに体臭の臭いが残る原因は、汗や皮脂に含まれるタンパク質などの汚れがついているためです。もしも、嗅いでみて臭いが気になるようでしたら、もしかすると体臭が発生しているかもしれません。
臭いのプロによる体臭(ワキガ)測定キット
自分の体臭を確かめる方法2つ目に、臭いのプロによる体臭(ワキガ)測定キットをおすすめします。
自分の体臭には気づきにくく、またデリケートな部分ですので他人から指摘されることはほぼないでしょう。実際、他人から指摘されるほどの体臭が発生していないにも関わらず、他人の仕草や表情から自分が体臭があると思い込んでしまう自臭症などもあるため、不安が大きい方は専門家の力を借りてみることもひとつの手かもしれません。
自宅で完結する体臭(ワキガ)測定キットodorateでは、臭気判定士(国家資格)による嗅覚測定や、臭いの分子の種類と強度を特定する機器ガスクロマトグラフ分析計を使用し、科学的な指標から自分の体臭を評価してもらうことができます。
郵送で完結するため、誰にも会わずに自宅で検査を受けられる点もメリットです。
デオドラント製品が効かない
自分の体臭を確かめる方法に、「今まで使用していたデオドラント製品が効かなくなってきた」という視点も重要です。
特に女性は、更年期や生理周期、ホルモンバランスが変化する関係で、デオドラント製品を使用していても体臭が和らがない場合があります。もしも、いつも使用しているデオドラント製品が効かないと感じたら、体臭が強まっている可能性があります。
他人の視線が気になる
実際には発せられてないものの、自身の体臭や口臭から臭いが発せられていると思い込んでいる「自臭症」の可能性もあります。
自臭症は、他人の動作や仕草(鼻をすする・鼻に手を当てる)などに過剰に反応する特徴があります。この場合は、実際には臭いが発せられていないケースがほとんどです。
臭いの種類から読み解く病気のサイン

病気を発症すると、体内の物質の合成や化学反応が変化して特有の臭いを発生させるケースがあります。
血液検査やレントゲンがなかった時代には、体臭は病気を見極める重要な判断材料でした。患者の体臭を臭う嗅覚検査は、明治時代あたりまでは日本でも当たり前に行われていたようです。
本項では、臭いの種類から読み解く病気の可能性について解説していきます。
甘酸っぱい
体から甘い酸っぱい匂いがする際に考えられる病気は「糖尿病」です。
糖尿病を患っている方は、体から甘ったるいココナッツやバナナのような臭いがするとされています。
糖尿病患者特有のこの甘い匂いの原因は、「ケトン体」という物質が関係しています。健康な人の体にもケトン体は含まれますが、その量はそれほど多くはありません。ところが、糖尿病を患っている方はインスリンがうまく機能しておらず、ブドウ糖をエネルギーに変換することができません。その結果、ケトン体が増加します
ケトン体が増えると、脂肪をエネルギーに変えることができるようになるのです。インスリンが不足気味な糖尿病患者は、ケトン体が常に増加する状態になっています。この状態を「ケトーシス」といい、体臭や口臭が発生してしまうのです。
体から甘い匂いがするようになってきたと感じたら、糖尿病を疑ってみることも一つの目安かもしれません。
アンモニア臭
体からアンモニア臭を感じる場合は、「肝臓病」を発症している可能性があります。
肝機能が低下すると、体から「ツンとしたような」アンモニア臭がします。それは、肝臓で分解されきらなかったアンモニアの一部が汗として体外に排出されるためです。
肝臓にはオルニチン回路という代謝回路があり、食べ物から摂り入れたタンパク質を分解する機能があります。その分解の途中でアンモニアという有害物質が発生します。
アンモニア臭だけでなく、食欲不振や黄疸、腹水などがみら、肝臓病を疑う場合は内科・消化器内科の受診をおすすめします。
魚が腐ったような臭い
体から魚が腐ったような臭いがする場合は、トリメチルアミン尿症(別名・魚臭症候群)である可能性があります。
トリメチルアミン尿症(別名・魚臭症候群)とは、悪臭物質トリメチルアミンによる特異的な体臭を特徴とする疾患です。世界でも700人程度しか患者数がいないといわれている例が少ない病気です。
トリメチルアミンは魚の鮮度などが落ちたときに腐った臭いや生臭い臭いを発生させる物質です。このトリメチルアミンという物質は通常肝臓で分解されますが、トリメチルアミンを無臭化する酵素が遺伝子的に欠如している場合は分解することができず体内に発生します。その結果息や汗に混ざって体外に排出され、口臭や体臭となってしまうのです。
今日からできる!体臭を和らげるための改善方法

季節の変わり目や汗ばむ時期は、体臭の悩みがさらに増えがちですよね。ちょっとした生活習慣の見直しで、体臭はしっかりコントロールすることができます。
本項では、今日からすぐに始められる、体臭を和らげるための改善方法をご紹介します。においの悩みが少しでも軽くなるように、無理のないところから一緒に始めていきましょう。
食生活の改善
食生活の改善が体臭の改善につながる理由は、体臭の原因となる物質が食べ物によって生成されるためです。
本項では2つの例を挙げて詳しく解説します。
動物性タンパク質の摂りすぎを控える
動物性タンパク質の摂りすぎは体臭に影響を与える可能性があります。過剰な動物性タンパク質が体内で分解されると、アミノ酸が代謝され、アンモニアやその他の窒素化合物が生成されます。これらの化合物は尿や汗として排出されますが、特に汗に含まれる場合、強い臭いを引き起こすことがあります。
また、肉や乳製品に多く含まれる動物性タンパク質には、硫黄を含むアミノ酸(例えばメチオニン)が含まれており、これも体臭の原因になることがあります。摂取量が多すぎることでこれらの物質が体内に蓄積し、臭いが強まる可能性があります。
動物性タンパク質の過剰摂取は控えるようにしましょう。
臭の強い食品を避ける
臭いの強い食品(ニンニク、ニラ、玉ねぎなど)は体臭を悪化させることがあります。これらの食品が体内で分解される際に発生する化学物質が、汗と一緒に排出されるためです。
これらの食品に含まれる化合物(硫黄化合物やアミン類)が体内で代謝され、血液に入り込んだ後、汗腺から排出されると、体臭として感じられることがあります。特に汗をかいた時に、その臭いが強くなる傾向があります。
したがって、臭いが強い食品を摂取すると、体臭が悪化することがあるため、体臭を抑えたい場合は、これらの食品の摂取を控えると効果的です。
汗拭きシートや衣類の替えを常備する
体臭改善のために、汗拭きシートや衣類の替えを常備することは非常に有効です。
汗をかいた後にすぐに汗拭きシートで拭き取ることで、皮膚に残る汗や雑菌の繁殖を抑え、臭いの原因を軽減できます。また、衣類の替えを持ち歩くことで、汗や湿気がこもった衣服を早めに交換でき、臭いが発生しにくくなります。
これらの対策を日常的に取り入れることで、体臭の改善に繋がります。
意識的に水分を摂る
意識的に水を摂ることも体臭改善のために非常に重要です。
水分を適切に摂取することで、体内の毒素や老廃物が尿や汗を通じて効率よく排出され、体臭を引き起こす原因となる物質が減少します。さらに、水分補給によって汗腺の働きが正常化し、過剰な発汗を防ぐことができるため、清潔で快適な体臭を保つために水分を意識的に摂ることが効果的です。
臭いによる人間関係が不安なあなたへ
臭いが原因で他人との関係に不安を感じることは、思った以上に多くの人が経験する問題です。
体臭や食べ物の匂い、香水の強さなど、無意識のうちに他人に不快感を与えてしまうことがあります。しかし、こうした不安を抱えることは決して珍しくなく、自分自身を責める必要はありません。前述で紹介した改善方法をぜひ試してみてください。
本記事が皆様のご不安解消のお役に立ちましたら幸いです。

