- 頭皮の臭いが気になる…
- 周りの人に気付かれていないか心配
この記事を見つけてくださった方の中にはこのような不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
頭皮のニオイは年齢や生活習慣、間違ったケアなどによって悪化するといわれています。
本記事は、理化学研究所敷地内の研究施設で体臭研究をしつつ、これまでに3,000人以上の体臭評価・アドバイスを行ってきた臭気判定士(においに関する唯一の国家資格)の石田翔太が「女性の頭皮が臭くなる原因」「効果的な頭皮のニオイ対策」について解説します。
自分で頭皮のニオイを確かめる方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼体臭全般に関する内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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女性の頭皮が臭くなる原因
女性の頭皮が臭くなる原因には大きく分けて3つのことが関係しています。
まずはなぜ頭皮が臭くなってしまうのか、そのメカニズムを理解しましょう。原因を知ることで、自分にあった正しいケアを行うことができます。
皮脂の過剰分泌
皮脂は本来、頭皮を守るために必要なものですが、過剰に分泌された皮脂は臭いの原因になります。
なぜなら、頭皮には常在菌が存在しており、皮脂がそのエサとなることで菌が増殖し、不快なニオイを発生させることに繋がるからです。さらに、過剰な皮脂が空気や紫外線に触れることで酸化し、より強い臭いを放つようになります。
この皮脂の過剰分泌は、間違ったシャンプーの仕方や偏った食事・ストレス・ホルモンバランスの乱れなど、日常生活の中で簡単に引き起こされます。
頭皮の皮脂は多すぎても少なすぎても良くなく、バランスよく保つことが頭皮のニオイを改善する上で重要なのです。
偏った食生活
脂っこい食事や甘いものの摂りすぎは、頭皮のニオイを強くさせることがあります。
揚げ物や肉類、乳製品などに多く含まれる脂質、そしてチョコレートやお菓子といった糖分を過剰に摂取することで、皮脂の分泌が増えて頭皮が臭いやすくなるためです。さらに、カロリーの高い食事を続けることで中性脂肪が増加し、全身の皮脂量が増える恐れもあります。
こうして過剰に分泌された皮脂が酸化したり、雑菌のエサになることで、頭皮のニオイが悪化することに繋がるのです。
頭皮の臭いを抑えるためには、脂質や糖分の摂りすぎに気を付け、栄養バランスの取れた食事を意識することが大切です。
加齢
頭皮のニオイは年齢によって変化します。歳を重ねると、皮脂の質や分泌バランスが変わり、特有のニオイ成分が増えてくることがあります。
特に注目すべきなのが、「ジアセチル」と「ノネナール」という2つの成分です。
ジアセチルは“ミドル脂臭”の原因とされる成分で、30代以降から増えやすいと言われています。このニオイは、単体では“栄養剤のような酸っぱさ”や“香ばしさ”があり、さらに中鎖脂肪酸と混ざると、使い古した油や生ゴミのようなニオイになることもあります。
一方、ノネナールは“加齢臭”の原因物質として知られており、40〜50代以降から増加し、青臭さを伴う油っぽいニオイが特徴です。
これらのニオイ成分は、皮脂の分泌が多い後頭部・耳の後ろ・首の周りなどから発生しやすく、特に頭皮は全身の中でも皮脂腺が最も多い部位のため、ニオイが強く出やすい傾向があります。
年齢によるニオイの変化は自然なことですが、正しいケアでニオイを抑えることが可能です。
▼ミドル脂臭・加齢臭について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
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シャンプーをしても頭皮が臭いのはなぜ?
毎日しっかりシャンプーしているのに、なぜか頭皮のニオイが気になる…
そんな方はもしかしたら「シャンプーの仕方」や「使っているシャンプーの種類」がニオイの原因になっている可能性があります。
すすぎ残しがある
シャンプーのすすぎが不十分だと、シリコンや香料などの成分が頭皮や髪に残ってしまい、皮脂と混ざって不快なニオイを発生させることがあります。
また、残った成分が毛穴に詰まることで、抜け毛やかゆみなどの頭皮トラブルに繋がる恐れも。
特に後頭部・耳の後ろ・襟足はすすぎ残しが多くなりがちなポイントなので、意識して丁寧に洗い流すことが大切です。
洗浄力の強いシャンプー
洗浄力の強いシャンプーは、一見「すっきり洗えて良さそう」に思えますが、実は必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。
頭皮が乾燥すると、それを補おうとして皮脂の分泌が促され、結果として頭皮臭の発生を引き起こします。
そのため、使用しているシャンプーを見直すことも頭皮のニオイを改善するために重要です。
アミノ酸系洗浄成分が配合されているシャンプーは、マイルドな洗浄力で、頭皮や髪に潤いを残しつつ洗うことができるので、ニオイが気になる方におすすめです。
頭皮のニオイを確かめる方法
頭皮のニオイが気になるけれど、本当に自分の頭皮から匂っているのか分からない…そんなふうに感じたことはありませんか?
実際、ニオイは自分では気づきにくく、第三者に指摘されて初めて気が付くケースも多いです。
そこで本項では、頭皮のニオイをセルフチェックする具体的な方法について解説します。気になるニオイが頭皮由来のものなのかを確かめるために、ぜひ参考にしてみてください。
枕のニオイを嗅ぐ
「朝起きたときに枕のニオイを嗅ぐ」ことで頭皮のニオイを確認することができます。
日中は外出先の空気や食べ物の匂いなどが髪や頭皮に付着しているため、本来の頭皮のニオイを正確に感じるのは難しい場合があります。
そのため、夜にしっかりシャンプーをして清潔な状態で眠り、翌朝、枕に残ったニオイを確認するのがポイントです。もし枕から脂っぽいニオイや酸っぱいようなニオイがしたら、それは頭皮から発生している可能性が高いです。
頭皮をこすってみる
より手軽に頭皮のニオイをチェックしたい場合は、入浴前に指の腹で頭皮を軽くこすり、そのニオイを確認する方法もおすすめです。
入浴前、乾いた状態の頭皮に指の腹をあてて、数回強めにこすってみてください。その後、指先のニオイを嗅いでみると、自分の頭皮の状態を確認できます。
ただし、この方法を行う際には、事前にしっかり手を洗っておくことが大切です。手に香料や食べ物などのニオイが残っていると、正しく頭皮のニオイを判断できなくなるため注意しましょう。
ドライヤーの風を使う
ドライヤーの風を使って頭皮のニオイを確認する方法もあります。
乾いた髪に対してドライヤーの温風を後ろから当て、漂ってくるニオイを確認します。
ポイントとして、お風呂上がりではなく、髪が乾いた状態で行うことが大切です。洗いたての髪にはシャンプーやトリートメントの香りが残っており、頭皮本来のニオイがわかりにくくなってしまうためです。
また、冷風より温風を使うことでより頭皮のニオイを感じやすくなります。
周囲に人がいないときや、気になるタイミングでぜひ試してみてください。
すぐにできる!頭皮のニオイ対策
本項では、日常生活の中ですぐに取り入れられる頭皮のニオイ対策をご紹介します。
毎日のちょっとした工夫や意識が、頭皮環境の改善につながります。無理なく続けられる方法ですので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
正しい方法でシャンプーをする
頭皮のニオイを防ぐために、最も重要なのが正しい方法でシャンプーをすることです。
間違った方法で洗ってしまうと、皮脂や汚れが十分に落ちず、ニオイの原因になったり、頭皮トラブルを引き起こすことに繋がります。
毎日行うものだからこそ、一度、シャンプーのやり方を見直してみることが大切です。具体的には以下のステップを意識して、シャンプーを行うようにしましょう。
①シャンプー前のブラッシング
シャンプー前にブラッシングをすることで、髪や頭皮についた汚れを浮かせることができます。また、髪の絡まりをあらかじめほぐしておくことで、シャンプーの泡立ちも良くなり、洗いやすくなるというメリットも。
その際に、頭皮を傷つけないようにやさしく梳かすことが大切です。力を入れすぎず、毛先から順に丁寧に行うようにしましょう。
②予洗い
シャンプーの効果を高めるためにも、まずは2〜3分ほどお湯で髪と頭皮をじっくりと予洗いしましょう。この工程は「ただ濡らす」だけでなく、指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージすることが大切です。
お湯の温度にも注意が必要で、熱すぎると頭皮の乾燥を招く可能性があるため、37〜38℃程度のぬるま湯がおすすめです。
正しい方法で予洗いをすることで、頭皮や髪についた汚れを大幅に落とすことができると言われています。
しっかりとした予洗いは、後のシャンプーの洗浄効果を高め、頭皮のニオイ対策にもつながります。
③シャンプーをつける
シャンプーを使う際は、適量を守ることが大切です。たくさん使えば汚れがよく落ちるというわけではないため、製品に記載されている量を守るようにしましょう。
また、シャンプー液を直接頭皮につけるのではなく、手のひらで軽く泡立ててから使うのがポイントです。原液のまま頭皮につけると、洗浄成分が強く、頭皮が乾燥したり、毛穴に詰まりやすくなったりするリスクがあります。
頭皮を洗うときは、力を入れすぎず、指の腹でマッサージするようにやさしく洗いましょう。
手の届きにくい後頭部や、皮脂が溜まりやすく、ニオイの原因になりやすい耳の裏、襟足周りは、念入りに洗うとニオイ対策に効果的です。
④しっかりすすぐ
最も大切な工程が「すすぎ」です。すすぎ残しがあると、頭皮にシャンプー成分が残り、皮脂と混ざってニオイの原因になったり、雑菌が繁殖して頭皮トラブルを引き起こすことに繋がります。
特に、襟足や耳の裏などはすすぎ残しが起こりやすいポイントなので、意識して丁寧に洗い流すことが大切です。
また、シャワーの水圧が強すぎたり、温度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥やかゆみの原因になることもあるので注意が必要です。ぬるま湯(37〜38℃程度)で、やさしくしっかりとすすぐようにしましょう。
このように、毎日のシャンプーを正しい方法で行うことで、頭皮のニオイやトラブルを防ぐことに繋がります。頭皮のニオイ対策の第一歩として、まずはシャンプーのやり方が合っているか、振り返ってみることが大切です。
ドライヤーで髪をしっかりと乾かす
シャンプー後は、髪と頭皮をしっかり乾かすことがとても重要です。
生乾きのまま放置してしまうと、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因になることがあります。お風呂から上がったらすぐにタオルで水分をやさしく拭き取り、その後ドライヤーで根本からしっかり乾かしましょう。
毛先ばかりを乾かすのではなく、頭皮に近い根本部分からしっかり乾かすのがポイントです。また、乾かすときにドライヤーの熱が一箇所に集中しないよう、距離を保ちながら動かすことも大切です。
頭皮が蒸れたままでは、ニオイだけでなく、かゆみやフケなどの頭皮トラブルにつながることもあるので、毎日のドライケアを丁寧に行うように心がけましょう。
頭皮専用のケアアイテムを活用する
頭皮のニオイ対策には、スカルプクレンジングやドライシャンプーといった頭皮専用のケアアイテムを取り入れるのも効果的です。
例えば、外出先でニオイが気になったときはドライシャンプーを、汗をたくさんかいた日や皮脂汚れが気になるときにはスカルプクレンジングを使うなどと、それぞれのシーンに合わせて活用することで、より効率的に頭皮のニオイを抑えることができます。
日常的なケアにプラスして、状況に応じたアイテムを取り入れてみましょう。
ドライシャンプー
外出中に頭皮のニオイやベタつきが気になったときには、ドライシャンプーを使うのがおすすめです。
ドライシャンプーは水やお湯を使わずに頭皮の皮脂やニオイをリセットできる便利なアイテムで、手間をかけずにサッと使えるのが魅力的です。ただし、通常のシャンプーに比べると洗浄力はやや劣るため、あくまで応急処置として活用するのがおすすめです。
外出先ではドライシャンプー、自宅では通常のシャンプーと、シーンに合わせて使い分けることが大切です。
スカルプクレンジング
頭皮の皮脂やベタつきが気になるときには、スカルプクレンジングの使用がおすすめです。
毛穴に詰まった皮脂や、通常のシャンプーでは落としきれない汚れまでしっかりと洗い流してくれるため、頭皮環境をリセットするのにぴったりのアイテムです。
特に、スタイリング剤の残留物や皮脂汚れは毎日シャンプーをしていても少しずつ蓄積してしまうことがあるため、週に1回程度のペースで取り入れると効果的です。
ぜひ、普段のケアにプラスしてこれらのアイテムも取り入れてみてください。
日常生活でできる予防方法
前項ではすぐに実践することができる頭皮のニオイ対策について紹介しました。
根本的に頭皮のニオイを改善するためには、正しいケアにプラスして生活習慣の見直しが必要不可欠です。
そこで本項では日常生活で心がけたい3つのことについて詳しく解説していきます。頭皮のニオイを抑えるためには、まず生活習慣を整えることが大切です。
食生活を整える
頭皮のニオイは食事内容と深く関係しています。記事内でも何度かお伝えしていますが、油っこいものや甘いものを摂りすぎると、皮脂の分泌が増えることでニオイの原因になることがあるので注意しましょう。
頭皮のニオイを改善するには、抗酸化作用のある「ビタミンC」や「ビタミンE」を意識して摂取するのがおすすめです。ビタミンCは生野菜やフルーツに、ビタミンEはナッツ類や油脂類などに豊富に含まれています。
また、腸内環境を整える食物繊維やオリゴ糖なども、体の内側からニオイをサポートしてくれるため意識して取り入れたい成分です。
適度な運動で汗を流す
頭皮のニオイ対策には、日常的に汗をかく習慣を持つことも大切です。
実は、普段あまり汗をかかない人は、汗をかく人に比べて汗のニオイが強くなりやすいといわれています。
定期的に汗をかくことで汗腺の機能が衰えるのを防ぎ、頭皮のニオイだけでなく体臭予防にもつながります。ウォーキングや軽いストレッチなど、無理のない範囲で続けるのがおすすめです。
ただし、汗をかいたまま放置するとニオイの原因となることがあるため、運動後は清潔なタオルでやさしく汗を拭き取るようにしましょう。
良質な睡眠・ストレス発散
睡眠不足やストレスの蓄積は、頭皮のニオイに影響を与える原因のひとつです。
ホルモンバランスが乱れることで皮脂の分泌量が増え、頭皮のニオイが強くなることがあります。また、睡眠が不十分だと皮膚のターンオーバーが乱れ、古い皮脂や汚れが頭皮に残りやすくなるため、頭皮臭を引き起こすことに繋がります。
頭皮環境を健やかに保つためには、質の良い睡眠をとること、そしてストレスを溜め込みすぎないようリフレッシュする時間を持つことが大切です。
頭皮のニオイは早めのケアが大切
頭皮のニオイをそのままにしておくと、痒みや赤み、炎症といった頭皮トラブルにつながる可能性があります。
また、実は頭皮のニオイが脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、粉瘤(ふんりゅう)などの皮膚疾患によるものの可能性も考えられます。
そのため、セルフケアを続けても改善が見られない場合は、皮膚科やAGA専門クリニックなど、専門の医療機関を受診することが大切です。専門的な診察を受けることで、原因を正しく見極めたうえで適切な対処をとれるようになります。
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頭皮の臭いは正しいケアで改善しよう
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事では女性の頭皮が臭くなる原因や予防方法について解説しました。
頭皮のニオイを改善するためには正しいケアと生活習慣の見直しが大切です。
ぜひ記事で紹介した対策を実践して、頭皮のニオイ改善に役立てていただけましたら幸いです。



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