マスク生活で口臭が悪化?意外な原因と今すぐできる対策

  • 2025年4月30日
  • 2025年5月9日
  • 口臭
  • マスクを付けていると自分の口臭が気になる…
  • マスク越しでも相手に口臭は伝わる?

この記事を見つけてくださった方の中には、上記のような不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

マスクを着けることは、一見すると口臭対策になりそうですが、実はかえって口臭を悪化させてしまうこともあるのです。

本記事は、理化学研究所敷地内の研究施設で体臭研究をしつつ、これまでに3,000人以上の体臭評価・アドバイスを行ってきた臭気判定士(においに関する唯一の国家資格)の石田翔太が「マスクが原因で口臭が悪化する理由」「マスク生活で口臭を予防する方法」「根本的な口臭対策」ついて解説します。

自分の口臭を確かめる具体的な方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

▼口臭に関する内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

口臭に関する内容

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体臭のひとつ「口臭」対策してますか?臭う原因と対処方法

マスクをしても相手に口臭は伝わる

マスクをしていても相手に口臭は伝わります。

なぜならニオイの分子はとても小さいため、マスクを簡単に貫通するからです。

また、マスクは完全に密閉されておらず、上や横に隙間があります。フィルター部分からもある程度の酸素を通すと言われており、マスクから漏れた口臭が相手に伝わる可能性は十分にあります。

マスクをつけているからといって口臭をごまかせるわけではないので、普段から正しい口臭ケアを意識することが大切です。

マスクが原因で口臭が悪化することも

マスク生活で「なんだか嫌なニオイがする…」と感じたことはありませんか?

実は、マスクを着けていると口臭がこもりやすくなり、自分のニオイに気づきやすくなる傾向があります。さらに、マスクを長時間着用することで、口臭が悪化してしまうこともあるのです。

本項では、マスクをつけることで口臭が悪化する原因について詳しく解説していきます。

口呼吸の影響

マスクを着けていると、無意識のうちに口呼吸になりやすくなります。これは、マスクによる息苦しさから、鼻よりも口で呼吸する方が楽に感じてしまうためです。

しかし、口呼吸が続くと口腔内が乾燥し、唾液の分泌が減少します。唾液には、食べカスや細菌を洗い流し口腔内を清潔に保つ自浄作用や、細菌の増殖を抑える殺菌作用があります。唾液の分泌が減少すると、これらの機能がうまく働かなくなることで、口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、結果として口から不快なニオイが発生するようになるのです。

さらに、細菌の増加は歯周病や虫歯を引き起こす原因にもなり、これらも強い口臭の原因となります。

また、口呼吸は口臭だけでなく、感染症のリスクを高めたり、老化を促進させる恐れもあるため、注意が必要です。

マスク自体の問題

同じマスクを何日も使い続ていたり、布製マスクを洗わずに使っていると、皮脂や唾液、食べかすなどの汚れが付着し、ニオイの原因になります。特にマスクの内側は高温多湿な環境で、雑菌が繁殖しやすいです。

そのため、使い捨てマスクはこまめに交換し、布製マスクは洗濯後にしっかりと汚れやニオイが取れているかを確認してから使うようにしましょう。

口臭の種類

口臭には大きく分けて4つの種類があります。本項では口臭の種類別特徴とそれぞれの対策方法について詳しく解説していきます。

口臭対策を効果的に行うためには、まず自分の口臭がどのタイプにあたるのかを把握し、それに合った適切なケアを実践することが重要です。

生理的口臭

誰にでも発生する口臭を「生理的口臭」といいます。

生理的口臭は起床時や空腹時、緊張時などに起こりやすいのが特徴です。

唾液の分泌量が減ると口の中が乾き、細菌が繁殖しやすい環境になります。その細菌が食べかすや舌苔を分解する過程で、揮発性硫黄化合物(VSC)が発生し、卵が腐ったような嫌なニオイを引き起こします。

このタイプの口臭は一過性で、歯磨きや水分補給、食事を摂ることで唾液の分泌が促され、自然に改善することがほとんどです。

外因的口臭

食べ物や飲酒、喫煙といった外部からの刺激によって発生する口臭を「外因的口臭」といいます。

たとえば、ニンニクやニラ、ネギなどのニオイが強い食材を摂取すると、体内で成分が分解される過程でニオイ物質が発生し、それが血流に乗って肺へ運ばれ、呼気として吐き出されることで口臭が生じます。

また、お酒やタバコも口臭の原因となるため注意が必要です。お酒に含まれているアルコールは分解する際に「アセトアルデヒド」というニオイの元となる物質を作り、強いニオイの口臭を引き起こします。タバコに含まれるタールも歯や舌に付着することで、タバコ特有のニオイが口の中に残ることがあります。

外因的口臭は一時的なものであり、時間が経つにつれて自然とニオイは弱まるのが特徴です。

ただし、できるだけ早くニオイを軽減したい場合は、水をたくさん飲むのが効果的です。また、根本的に口臭を改善するには、禁酒や禁煙を検討することも大切です。

病的口臭

病気が原因で発生する口臭を「病的口臭」と呼びます。

病的口臭の約90%は、虫歯や歯周病などの口腔内のトラブルが原因とされています。唾液の減少による生理的口臭とは異なり、水分補給をしても口臭が改善しないのが特徴です。

また、糖尿病では甘酸っぱいニオイ、肝疾患ではアンモニア臭など、病気によってニオイの種類も異なります。

病的口臭を改善するためには、根本となる病気の治療が必要です。もし口臭対策を続けてもなかなか改善しない場合は、早めに歯科や医療機関を受診するようにしましょう。

心理的口臭

心理的口臭とは、実際には口臭が確認できないにもかかわらず、本人が強く「自分は口臭がある」と思い込んでしまう状態を指します。

別名「口臭恐怖症」とも呼ばれ、過去に口臭を指摘された経験や、会話中に相手の仕草(鼻を触る、顔を背けるなど)が気になったことをきっかけに発症することが多いといわれています。

他のタイプの口臭とは異なり、心の問題が原因であるため、対応も異なります。

改善のためには、まず歯科医院で実際に口臭があるかどうかをチェックしてもらうことが大切です。もし診察の結果、口臭が認められなかったにもかかわらず気になる場合は、心療内科への相談を検討しましょう。

自分の口臭を確かめよう

この記事を読んでくださっている方の中には、「自分の口臭が気になる…」「実際にニオイがあるのかな?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

口臭は自分ではなかなか気づきにくく、家族や親しい人に指摘されて初めて知るケースも少なくありません。

そこで本項では、自分で簡単にできる口臭のセルフチェック方法をご紹介します。まずは自分の口臭を正しく確認し、必要に応じて適切な対策を行うことが大切です。

唾液のニオイを嗅ぐ

口臭をセルフチェックする一番手軽な方法は、舌の表面や歯茎あたりを指で軽く擦り、そのニオイを嗅いでみることです。

ただし、手に香料や食べ物のニオイがついていると正確な判別ができなくなるため、必ず手を洗ってから行うようにしましょう。

もし唾液から不快なニオイがする場合、口臭が発生している可能性が高いと言えます。

ビニール袋に息を吐く

ビニール袋を使って口臭をチェックする方法もあります。

やり方は簡単で、清潔なビニール袋に息を吹き込み、すぐに密封します。その後、袋の中の匂いを嗅いでみましょう。

もし不快なニオイを感じたら、口臭が発生している可能性が高いです。ただし、何度も嗅ぐと鼻がニオイに慣れてしまい、正確に判断できなくなるため、最初に嗅いだときの印象を大切にするようにしてください。

デンタルフロスを使う

使用後のデンタルフロスのニオイをチェックすることで、口臭の有無を確かめることができます。

やり方は、普段通りデンタルフロスを使い、歯と歯の間の汚れを取り除いた後、そのフロスのニオイを嗅ぐだけです。もし不快なニオイがした場合は、口臭が発生している可能性が高いでしょう。

また、使う箇所によってニオイが異なるため、どの部分からニオイが出ているのかを特定するのにも役立ちます。

マスク生活で口臭を予防する方法

マスクをしていても口臭をごまかすことはできないため、正しいケアを実践することが重要です。

本項では、マスク生活の中で口臭を予防するために気をつけるべきポイントをご紹介します。少しの意識が口臭を予防することに繋がるので、ぜひ試してみてください。

鼻呼吸を意識する

先ほどもお伝えしたように、マスクによる口臭悪化には「口呼吸」が大きく関わっています。

マスクを着用すると息苦しさから無意識に口で呼吸しやすくなり、これにより唾液の分泌が減少し、口臭の原因となります。そのため、普段から鼻呼吸を意識することが大切です。

ただし、特に暑い時期はマスク内に熱がこもりやすく、鼻呼吸を続けることで体温が上がり、熱中症のリスクが高まる可能性もあります。また、熱を逃そうとして自然と口呼吸になりやすくなるため、暑い季節のマスク着用には十分な注意が必要です。

水分をとる

水分補給を意識することも、口臭対策には非常に効果的です。

体内の水分が不足すると口の中が乾燥しやすくなり、口臭の原因になります。ただし、ジュースやコーヒーなどでの水分補給は控えるようにしましょう。ジュースに含まれる砂糖は虫歯を招き、コーヒーは利尿作用によって体から水分を排出してしまいます。

口臭予防のためには「水」を選び、こまめに飲むことが大切です。一度に大量に飲むのではなく、少量ずつ補給することを心がけましょう。

ガムを噛む

ガムを噛むことは口臭予防に有効です。噛む動作によって唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促進されます。その結果、口腔内の浄化作用が高まり、口臭の抑制に役立ちます。

口臭ケアとしてガムを取り入れる場合は、甘さがありながらも虫歯リスクを抑えられる「キシリトール配合ガム」を選ぶのがおすすめです。砂糖入りのガムは虫歯の原因になりやすいため注意しましょう。

また、ガムを噛む際は、味がなくなるまでしっかりと噛み続け、味が消えた後は舌の上で軽く転がすようにすると、さらに口臭予防効果を高めることができます。

マスクを清潔に保つ

マスクを常に清潔に保つことも、口臭予防には欠かせません。

マスクに皮脂や汚れが付着すると、ニオイの原因になることがあります。また、外出時にはマスクに菌やウイルスが付着するリスクもあるため、使い捨てマスクは何日も使い回さず、必ずその都度新しいものに交換しましょう。

布製マスクを使用している場合も、こまめに洗濯して清潔な状態を保つことが大切です。

根本的改善を目指す!日常でできる口臭対策

根本的に口臭を改善するには、生活習慣を整え、適切な口腔ケアを行うことが重要です。

本項では、日常生活の中でできる口臭予防のポイントをご紹介します。正しいケアを習慣づけて、口臭を防ぎましょう。

生活習慣を整える

根本的に口臭を予防するためには、生活習慣を整えることが欠かせません。

偏った食生活や過度な飲酒・喫煙、睡眠不足、そしてストレスの蓄積は、いずれも口臭を引き起こす要因となります。

なかでも食事内容の見直しは、口臭対策においてとても重要なポイントです。近年では、食生活の欧米化が進んだことで、口臭や体臭に悩む方が増えてきています。脂質の多い肉類や甘いお菓子、ジャンクフードなどは、過剰に摂取しないよう意識しましょう。

口臭を防ぐためにも、栄養バランスのとれた食事を心がけ、規則正しい生活リズムを身につけることが大切です。

小さな習慣の積み重ねが、健康的な口腔環境を作り、口臭予防へとつながっていきます。

口腔内のケア

口の中のケアが不十分だと、食べかすや汚れが蓄積して、口臭の原因になります。

特に歯と歯の間や歯ぐきの周辺は食べかすが残りやすいため、歯ブラシだけでなくデンタルフロスを使ったケアが重要です。

さらに、舌の表面に付着する汚れ(舌苔)も口臭を引き起こす大きな要因です。舌には食べかすだけでなく、細菌や剥がれた粘膜なども付着しており、口臭の約6割は舌苔が原因とも言われています。

健康な人でも舌苔は存在しており、全体的にうっすらと白く付着している程度であれば問題ありません。ただし、舌苔が異常に厚く付着している場合は、口臭だけでなく味覚障害を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

舌苔を取り除く際は、舌ブラシを使ってやさしくお手入れすることを心がけましょう。

定期的に歯医者に行く

口臭を防ぐためには、定期的に歯科医院で口腔内のチェックを受けることも大切です。

虫歯や歯周病を放置すると、細菌の増殖によって口臭が発生しやすくなります。また、食べかすがたまると歯垢(プラーク)ができ、放置すると硬い歯石に変化してしまい、自宅でのケアだけでは取り除くことが難しくなります。

歯科医院では、普段の歯磨きでは落としきれない歯と歯の間や歯茎の周りの汚れをプロの手でクリーニングしてもらえるため、口臭の原因を根本から取り除くことができます。

唾液の量を増やす習慣

これまでにもお伝えしてきた通り、唾液の分泌が減少すると、口腔内で細菌が繁殖しやすくなり、口臭が発生しやすくなります。

そのため、普段から唾液の分泌を促す習慣を取り入れることがとても大切です。

たとえば、食事の際によく噛んで食べることで唾液腺が刺激され、自然と唾液の分泌が促進されます。また、自律神経のバランスが乱れると唾液の分泌が減ることがあるため、意識的にリラックスできる時間を作ることも効果的です。さらに、時間があるときには、唾液腺を優しくマッサージしたり、口の周りの体操を取り入れるのもおすすめです。

こうした習慣を日常に取り入れることで、唾液不足による口臭の発生を予防しましょう。

適切なケアで口臭を予防しよう

この記事では、マスク着用によって口臭が悪化する原因や、効果的な予防方法について詳しくご紹介しました。

マスクをしている時は、鼻呼吸を心がけ、こまめな水分補給を意識することが大切です。さらに、根本的な口臭対策には、日々の口腔ケアの徹底と生活習慣の見直しが欠かせません。

ぜひ、記事でお伝えしたポイントを取り入れて、口臭予防に役立てていただければ嬉しいです。

 

 

 

当サイト「体臭ラボ」を運営するオドレート株式会社は、世の中の体臭の悩みを解消すべく埼玉県の理化学研究所敷地内で体臭に関する研究開発を行っています。

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