お酒によって発生する体臭はアルコール臭だけではありません。
飲酒による体臭悪化や飲酒のガイドラインをご紹介します。
▼体臭に関して幅広く知りたい方は以下の記事もご覧ください。
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お酒による体臭悪化
アルコールを飲みすぎは、汗臭や疲労臭の悪化につながります。また、アルコールのニオイ(お酒臭さ)も発生してしまいます。
汗臭
アルコールには発汗作用があります。発汗作用によって多くの汗をかくことによって、常在菌を活発にして汗臭の悪化に繋がります。
アルコールを控えるか、アルコールを飲む際は汗をこまめに拭くようにしましょう。
疲労臭
アルコールを飲みすぎることで、アルコールを分解する肝臓に大きな負担が生じます。
肝臓に負担がかかることで、肝機能が低下しアンモニアの分解が困難になる可能性があります。
その際に、アンモニア臭が発生するかもしれません。しかし、アルコールを飲まないでいるとストレスが溜まって肝機能が低下するかもしれないため、適量を守って飲むようにしましょう。
アルコールのニオイ
アルコールを飲みすぎると、アルコールが分解しきれずに、血液内にアルコールやアセトアルデヒド*⁵が流れ、それが口臭や体臭がアルコールのニオイになります。
アセトアルデヒド*⁵…体内に吸収されたエタノールの90%以上は肝臓で酸化されてアセトアルデヒドになる。(省略)生成されたアセトアルデヒドは毒性が強く、細胞膜を破壊する。
引用:泉井亮・妹尾春樹・金田研司,坂井建雄・河原克雅 編,「肝・胆・膵」『人体の正常構造と機能』(2012、日本医事新報社)p296。
【まとめ】お酒による体臭悪化
飲酒によって、汗臭や疲労臭、アルコールのニオイが発生する可能性があります。
適切な体臭ケアを行いましょう。
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体臭以外のお酒/アルコール飲料の注意点
1日のアルコール摂取量
肝機能の低下を招くようなアルコールを摂取しないようにしましょう。疲労臭を発生させる可能性があります。
1日の純アルコール摂取量は20gです。
計算方法は下記のようにします。
500(mL) × 0.05 × 0.8 = 20(g)
酒の量(mL) × 度数または% / 100 × 比重*¹ = 純アルコール量(g)
*¹アルコールの比重は0.8です。
チューハイ(アルコール度数4%の場合)は625mℓ、ウィスキーは60mℓ、ビールは1日500mℓです。
肝休日は週に2日
厚生労働省は、週に2日は肝臓を休ませる日を設けることを推奨しています。
自分で曜日を決めて、肝臓を休ませるようにしましょう。
女性や高齢者はお酒を控えめに
女性や高齢者の方は純アルコール量は14g程度にすることが推量されています。
【まとめ】お酒と体臭
お酒の飲み過ぎは体臭に悪影響を及ぼします。
ご自身の飲酒を見直し、肝臓に負担を与えない生活を送りましょう。
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