仕事や勉強の合間にほっとひと息つきたい時飲むコーヒー。
日常的に飲んでいる方は多いと思います。
しかし、コーヒーにはワキガ臭を増長してしまう危険性があることをご存知でしょうか?
この記事では、コーヒーとワキガの関係について解説していきます。
コーヒーの摂取はワキガを悪化させる?
コーヒーにはカフェインという成分が含まれています。
カフェインは、眠気覚ましや疲労回復などの効能で広く知られています。
しかし、その反面、ワキガを悪化させてしまう一面も持っています。
汗腺の刺激
カフェインには汗を発する汗腺を刺激する作用があり、過剰に摂取すると多汗症を引き起こすことがあります。
仕組みとしては、カフェインが交感神経を刺激することによって自律神経を乱し、アポクリン腺を活発にさせ、汗の分泌を促すという流れです。
ワキガ体質の方は、アポクリン腺から分泌された皮脂やたんぱく質を含む汗が、皮膚常在菌によって分解・酸化されることで臭います。
汗腺の刺激は間接的ではありますが、臭いの元を増やすことにつながるのです。
利尿作用
また、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用もあり、こちらもワキガを悪化させる原因となってしまいます。
尿が過剰に排出されることで、体液が減って脱水症状のような状態になります。
体内の水分が不足し、栄養や老廃物の流れが悪くなると、ニオイの原因となる質の悪い汗が分泌されるのです。
ただし、上記はあくまでも「過剰に」摂取してしまった場合の弊害です。
コーヒーにはリラックス効果や消臭効果もありますので、日々の摂取量に気をつけていれば、無理に控える必要はありません。
悪いことばかりではないコーヒーの摂取
ここまで、コーヒーがワキガを悪化させる危険性についてまとめてきましたが、適度に摂取する分には害はなく、むしろメリットが多くあります。
ポリフェノールの効果
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールの一種が含まれており、この成分には口の中に残った糖質を分解する効果や脂肪の吸収を抑制する効果、消臭効果もあることが研究によって明らかとなっています。
リラックス効果
コーヒーの香りには独特のリラックス効果があることも解明されており、コーヒーに含まれるカフェインにもストレスを軽減させる効果があることが分かっています。
日常のストレスは臭いの元となるだけに、コーヒーにはワキガの抑制につながる面もあるといえるでしょう。
適度な量であれば、控えるよりもむしろすすんで摂取することをおすすめします。
1日のコーヒー摂取量&タイミング
コーヒーのメリットとデメリットについて説明してきましたが、「適度な量」とはどの程度を指すのでしょうか。
ここでは、適切なコーヒーの摂取量やタイミングなどを調べてみました。
1日の摂取量
コーヒーの過剰な摂取はワキガの悪化につながる可能性があることを指摘しましたが、多くても「1日3~4杯まで」という摂取量がひとつの目安になります。
1日に5杯以上、暇さえあれば飲んでしまうという方は、少しずつ習慣を変えていくことをおすすめします。
飲むタイミング
また、コーヒーを飲むタイミングとしては、食後が推奨されています。
コーヒーを飲むことで胃液の分泌が促進され、消化不良による体臭の悪化を防ぐ効果があるためです。
逆に控えるべきなのは夕方以降の摂取です。カフェインには覚醒作用があるため、あまり遅い時間に飲んでしまうと夜間の睡眠に影響が出ます。
血中のカフェインは体内から抜けるのに数時間かかるといわれていますので、18時以降は控えた方が良いでしょう。
まとめ
コーヒーにはわきが体質を悪化させる危険性とともに、ワキガを抑制してくれる効果もあります。
日々の摂取量や飲むタイミングに気をつけていれば、体質の改善に役立つでしょう。
適度に飲んで、今後もコーヒーを楽しんでください。